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海4
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──────…
ザザーザー…
「きゃーー!」
ノアはピヨちゃんに乗って、海をぷかぷかと浮いている。
ふぐっ…天使の破壊的な可愛さに鼻を押さえる。
キラキラと輝く青い海に天使がキラキラと笑う。キラキラとキラキラに目が痛い。
あぁ、海に来てよかった…
「ノア」
ノアが「おにいたん!」と手を振る思い出の動画を撮る。
「たのちいでしゅ!」
「あぁ」
ノアが沖へ流されないよう、しっかりとピヨちゃんを持つ。ノアと見つめ合いながら、ぷかぷかと浮かぶ。
「ジュード!ノアちゃん!」
両親は仲良く流されながらこちらにきた。
俺もノアと一緒に入れる浮き輪を作ればよかった…
「ジュードは浮き輪はいいのかしら?」
「はい。泳げるので。」
「凄いわね…」
日本ではプールの授業があって泳げるようになったなんて言えないため、屋敷の湯船で練習したと適当に嘘をついた。
「ジュードさまぁぁぁあ!!」
遠くからセバスチャンの声が聞こえる。何事だと、セバスチャンを見ると料理長と一緒にバケツを持って手を振っていた。
そろそろ昼食の時間か…料理長は釣ったゲテモノをどう調理すれば良いか分からず、俺に助けを求めたらしい。
ノアを両親にまかせ、セバスチャン達の所へ向かった。
☆☆☆
ここまで読んでいただきありがとうございます。長いタイトル『悪役令息の義弟を愛でる俺はブラコンかもしれない…』になってしまったので、略称を考えているのですが…思いつきません。良い略称を思いついた方はコメントの方お願いします。(作者より)
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