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運命の番
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「あ、起きたかい?」
知らない声が聞こえて身構えると変わらず自分の部屋にいて、
そこには知らない男が座っていた。
年は30代あたりで、真面目そうな男だった。
「ど、ちら…さまですか…」
少し身構えて尋ねると俺の声は掠れていて、自慰をして喘いでいたことを思い出す。
あれ、ヒートは…抑制剤が、効いた…?
「このマンションの君と同じ2階に住むさっきの小学生の父で医者をしている者だ。君はオメガだね?初めてのヒートだったのかな?」
何で、ヒートって…
あ、俺裸のままだし自分の精液で体中ぐちゃぐちゃなままだ。
「すみま、せん…こんな、とこ」
「気にしないで。仕方のないことだ。君に聞きたいことがあってね、いいかい?」
布団を首まで被って頷くとその男は安心したように笑った。
「今回が最初のヒートだね。何か覚えてることはあるかい?」
そう言って手帳のような物を取り出し、ペンを持って俺を見た。
覚えてる、こと…。
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