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運命の番
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「煉は4月で中学生になる。バース検査もすぐだ。まだ精通はしてないが…運命の番だからね、引き剥がすことだけは私もしたくないんだよ。息子には幸せになって貰いたいし、もちろん君にもね」
オメガだと知っても俺の幸せを考えてくれる、神崎さん。
見下されて、蔑まれて当然のはずなのに。
「ごめん、なさい…っ俺なんかで、ごめんなさ、い…」
「オメガだと知ってから大変だったろう。大丈夫、これからはそんな思いをしなくていいんだ。煉が運命の番だったこと、君が気負わなくていい。今はゆっくり休んで、ヒートが終わったらまた話をしよう。連絡先はここに置いていくからね」
俺の頭をポンポンと撫でて神崎さんは部屋を出て行った。
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