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5.家族との顔合わせ
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「煉っ…起きる時間だよ!入学式早々遅刻しちゃう!」
今日から煉は中学生になる。
有難いことに、神崎さんが学校側に運命の番がいること、同じマンション内で同棲を始めていることも話をしてくれていた。
俺がヒートに入った時に少しでも煉を側にいさせてくれるためと言って行動してくれて、本当に感謝してもしきれない。
俺はあの後ヒートが終わって学校に通うと予想したいた通りイジメに遭い、しばらくは煉にもバレずに通っていられたんだけど…
階段から突き落とされて足を怪我してしまい、学校内でのイジメがバレてしまって。
主犯格の生徒はアルファだったからか、退学にはならなかったんだけど。
それもあって神崎さんが通信制の高校に転校する形で色々動いてくれて、転校出来ることになった。
これならばヒートになっても調整しやすいからと、俺の意見も聞き入れてくれてすごく助かった。
怒り狂って学校に乗り込みそうな勢いの煉を止めるのはすごく大変だったけど…。
「ん…陽仁、おはよ」
煉と暮らし始めて、名前を呼んで挨拶をしてもらえる相手がいるのが幸せなことだと身に染みて実感した。
「おはよう、煉」
煉が着る制服を出していると後ろから抱きしめられて、頸にキスをされて思わず固まる。
「陽仁、今日もかわいい」
あれから朝起きると、毎日のようにこんな風で、まだまだ慣れない俺は毎日ドキドキしてしまっている。
「れ、ん…っ!ご飯食べないと、本当に遅刻しちゃうからっ」
「ん、わかった」
煉が洗面台へと歩いていってペタリと床に座り込んだ。
ヒートでもないのに、勃っちゃった…。
俺は毎日こんな調子で煉にドキドキさせられっぱなしだ。
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