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愛玩少年
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「やっ、…何で縛ったりするの?」
「何でって、逃げられないようにする為だよ」
「どう、して…?俺今日は別に何もしてなっ、ぃっ」
「何も?だったら何で不死川とあんな所から出てくんだよ…何もないわけないだろ」
屋敷の敷地内にある蔵の中。昼間でも若干薄暗くて人気もない
そんな中で両腕の拘束と首輪に付いた鈴の音が響いている
此処は少し前から個人的に可愛がっている玩具の調教部屋となっている
その玩具ってのはド派手な毛色をしている善逸
遊郭に潜入する際に最後まで余っていたコイツを売り込んで仕込む為にほんのお遊び感覚で手を出した
躯の相性と具合がずば抜けて良かった
そんな頃に女に騙されて多額の借金を抱えた善逸が取り立て屋に追われていたのを見付けた
売り飛ばされる寸前で俺が全額を肩代わりして助けた
それからは俺のイロとして手元に置いて好きな時に好きなだけ抱いて欲求を満たしている
俺に借りのあるコイツには拒否権はない
結局売られるのとやる事は変わらないが、見ず知らずの下衆な客の相手をさせられるよりはマシなはず
今回も出先で出会した善逸をその場で捕まえて、薬品を染み込ませた手拭いを押し付けて動かなくなったところを目隠しして柱に縄で縛って拘束している
何でこんな事するかって?
きっかけは数時間前の事
私用の帰りに偶々通り掛かった連れ込み宿から不死川と善逸が出てきたところに出会した
一見は珍しい組み合わせだが、甘味が好きだという共通点のあるこの二人
しかも善逸は何故か女の格好だった…女将や番頭に疑われない為か?
課外稽古の途中で雨宿りに寄っただけだと言っていたが場所が場所なだけに怪しい
出会った頃は不死川の事を怖がっていたのにいつの間にか距離が縮まって仲良くなっていた
ほんの少し話していただけで嬉しそうにしちゃって…
「ホントはアイツと何してたんだ?俺以外の奴には肌を許すなって言ったよな」
「…そこの宿で出るおはぎと白玉が美味しいって噂になってるから誘われて確かめに行っただけです」
「それだけの為に女の格好までして?アイツとイイコトしてきたんじゃねーの?」
「男女でしか入れない所だったから仕方なく…不死川さんがやるわけにはいかないでしょう?」
「ふーん…人前であんなにベタベタくっついてたのに何もなかったって言えんのか?」
「っ…新婚さんだとお土産に限定のお菓子が貰えるのでふりだけ…後は折角だから風呂に入って直ぐに別れるつもりでした。お互い雨で濡れてたし」
「風呂って一緒に?」
「まさか……こんな躯…誰にも見せられないから」
ふりだけ、ね…菓子の為だけにそこまでやるか?相手がアイツだったから引き受けたんだろうな
まぁ、コイツの躯には縄目や俺が付けた痕なんかが所々に刻まれているから安易に肌は見せられないはず
逢わない時でも俺以外ではヌけないように貞操帯を装着して徹底的に管理している
ここまでしても無防備な奴だからいちいち気にしても切りがないけど何かモヤモヤする
誰にでも懐いて愛想や笑顔を振り撒くのを見てると無性に腹が立つ
余所見なんか出来ないように躾て快楽漬けにする
そしたら嫌でも反応を隠せない躯は俺を求めて欲するから
ズタズタに傷付けてでも分からせてやる
「オイ、見えなくても聞こえんだろ?こっち向いてさっさと脚開け」
「え…」
「ほら早く」
「……これでいい…?」
「もっとだ‥そう、お利口さん」
…5、6割りほど飼い馴らされている善逸は素直に聞き入れてそっと脚を開く
身に纏っている女物の着物の裾を捲れば恥部が晒される
そして俺は着物の袂から小さな小瓶を取り出して、中に入った液体を僅かに窓から射し込む光に翳しながら栓を抜く
「…それ、何の音?」
「気持ちよくなれる準備だよ」
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