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βΩのおはなし 3
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彼から逃げて数日経ったが。今でもあの時の事を思い出すと震えが止まらなくなる
…僕…死のうかな…
そんな事を思っていたらメールが来た。悠からだった
「ちょっと会って話したい」
と言う内容だった、気分転換になると思い僕は軽く衣装を整え目的地に向かった
「…あ、優斗!こっち」
「ん…あぁ、」スタスタ(向かっていく音)
ガタ「んで、話したいことって何?」
「…僕…見たんだ。誰かが優斗になんかしてたとこ」
「っ…」
「え、優斗…?大丈夫?」
「だ…大丈夫…」
「いや…いきなり震え出したのに
大丈夫な訳ないだろ?
どこか…そうだな…お前ん家にでも
移動しよう」
「う、うん…分かった…」
こうして悠と並んで歩くのはいつぶりだろうか
あの時は毎日が楽しかった。悠と一緒に遊んで一緒にはしゃいで
あの時の僕は…もしかしたら悠の事…
「優斗!」
「えっ?」
「だからドア開けてって」
「あ、あー、うん」ガチャガチャ
「ん、お邪魔します」
「うん…」
………
……
…
「…なぁ、ちょっとさっきの話に戻るけど。優斗アイツになにされたの?」
「…別になんも」
「なんもなかったらこの話された途端に
震えてないでしょ」
「…軽めの誘拐されて犯された」
「………は」
「…あんま思い出したくないから2回目は言わない」
「…あ……えと……そう…なのか」
「…なぁ、悠。俺…ちょっと甘えてもいいかな…」
「え。まぁ…うん」
「…悠…俺…怖かったよ…いきなり眠らされて…気づいたら縄で縛られて犯されて…
生きた心地しねぇよ…俺…どうすればいいんだろ…」
「優斗…あ…えっと…よしよし…?」
「……ありがと…」
「…ねぇ、この先…優斗が大丈夫じゃなさそうなら…僕…面倒みるけど」
「…え…悠が?」
「…して欲しくないなら、いい」
「…良いの?」
「…うん」
「…えっと…じゃあ…よろしく?」
「うん…よろしく」
そうして僕と悠は一緒に住むことになった。悠の家は友人に貸しているらしい
面倒をみる、と言っても基本的には家事の
手伝い等だ。他には外出る時には一緒に出るなどしてくれた
「…悠」
「?どうしたの?」
「…いつもありがとね。こんな僕の為に」
「あぁ…別にいいよ。僕が善意でやってるだけだし」
「…ねぇ悠「あー。誰かと思ったら俺が寝てる間に逃げた優斗さんじゃないですか」
「っ…!」
「…隣のヤツ誰?なぁ、なんでそんなに馴れ馴れしくしてんの」
「あぁ…お前が優斗の事を…
中学ん時に遊びって言って突き放したくせに今になって好きだとか言って…身勝手にも
程があり過ぎるんじゃないのか」
「…言ってくれるじゃねぇか
…お前もしかして優斗に告ったやつ?wお前まだ優斗の好きなのかよw
でも残念だったな。優斗は俺のだから。それにお前βだろ?Ωはαとしか結ばれねぇんだよ。お前が努力したところで優斗はお前に振り向かな「うっせーよ。」
「…どうしたの優斗。こいつに同情でもしてんの?w「だから。うっせーよ」
「なんでお前にどうこう決められなきゃいけねぇんだよ。出会い頭にお前は俺のなんだよとか、恋人とか頭おかしいんじゃねぇの。勝手に持ち帰って勝手に犯してきたお前が、俺の何になれるって言うんだよ」
「…っ…それで俺から逃「…目障りだから消えてくんね。あと話してる時間が無駄
悠、いこ」
「え、あっ、うん」
「…」
「…なに。まだなにか文句でも?」
「…ちっ」タッタッ(惨めに走って去る音)
「……」
── 優斗の家
「…大丈夫…?」
「…多分…大丈夫」
「……」
「…なんで悠の方が落ち込んでるんだよ」
「だ、だって…なんというか…あまり役に立てなかったから…」
「…でも、悠があのときアイツに言ってやってたから。俺も勇気出してあんなこと言えたんだよね。ありがとね」
「そ、そっか…なら良かった…
…ねぇ優斗、」
「ん?」
「優斗はさ、もう充分立ち直れてるよ。あの時はずっとビクビクしてたのに、今ではこんなに立派になってさ。
…だからさ、もう、大丈夫だよね」
「え…どうしたの優斗。なにが大丈夫なの?」
「優斗なら、もう僕が居なくてもきっと大丈夫だよ」
「そ、そんな事ない!俺!まだ悠に面倒見てもらって欲しい…」
「…ははっ笑、優斗もまだまだ子供だね笑」
「あっ……(照)」
「さて、そろそろ晩御飯つくろっか」
「あ、うん!」
──就寝前
「あぁ…ねむ」
「…悠」
「んー?どうしたの?」
「…悠はさ、俺の事。すき?」
「…どうしたのいきなり
まぁ、好きだよ?」
「俺さ…悠と、付き合いたい」
「あ…え…
えっと…その…あ…ぁ…」
──数年前
「もし僕が…優斗の事好きって言ったら…どうする?」
「…え?wいやいや、冗談はよくないぞー?w」
……
…
「ご…ごめん。無理」
「え…なんで「ごめん、ちょっと帰る」
「え、ちょ。悠くん」
(あ…あぁ…だめだ…どうしてだろ…僕も優斗の事好きなのに…どうしてだろ……どうして…)
「…?悠ちんそんなとこで座ってどしたん?」
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