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プロローグ・2
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問題はある日突然起きるもの。
「なんでだよ!!!なんでみんな居なくなんだよ!」
「俺は悪くない!!!悪くないからな!!」
「お前のせいだ!!お前がみんなをたぶらかしたんだ!」
「お前が俺から全部奪ったんだ!!!」
その事件は例の転校生が自分の周りにいた生徒会メンバーを奪ったと、俺を責め立て階段から突き飛ばした。
そりゃ、気に食わないよな。唯一転校生のそばにつかなかった俺が標的にもなる。
周りもこれが決定打になったのか、階段から落ちる時みんなの顔を見るとみんなの顔に浮かぶのは焦燥と怒り。
「転校生。お前には3ヶ月の謹慎。尚、生徒会には今後一切関わることを禁ずる。」
「なんで……なんでっ」
「お前の犯した罪は大きい。大きすぎた。」
「むしろ、3ヶ月の謹慎程度で済んだことをよく思え。」
俺は幸い全身打撲と右手の骨折だけで済み、学校に復帰した。
例の転校生は生徒会に関わることを禁止され、復帰したあとの学園ではなりを潜めていた。
しかし、周りはそれを良しとしない。
もちろん、親衛隊などでの制裁は禁止されていて行うと罰が下る。もはや、制裁として片付いていればまだ良かったのだろう。
「失礼する」
「んー?委員長じゃん珍しい」
「日向、お前だけか?」
「皆も一応謹慎中だからねぇ〜お部屋でお仕事してもらってるよぉ」
「そうか……」
「浮かない顔だねぇ……転校生?」
「いや、転校生ではないな。」
「なら書類不備でもあった?」
「転校生へのいじめが始まってるみたいだ。なぜみたいなのかは主犯が……」
「全校生徒。」
「……」
「まぁ、無理もないというか、この学園だからこそ……というか。全員が揃っていじめていたら取り締まれないもんねぇ。これは俺の責任でもあるし何か考えないとだねぇ」
「俺はあいつの犯したことは、大きいと思ってる。だが、それといじめをして奴がもし何かすれば」
「みんな同類になっちゃうねぇ…俺がもういいって言っても聞かないからね……」
「はぁーーー。どうしてこうも……上手くいかないのか」
「ふふっそうだねぇ」
物語はここから。
今までのは序章に過ぎない。
まだ、生徒会を辞められそうにはないな。
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