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いつも通りの朝が来る
寝ることも余りできない俺は早くに目が覚め昨夜の汚れを流すためにシャワーを浴びる
今回は余り反応をしなくなった俺に対して苛立ちを覚えた1人が首を絞め行為を行ったせいで、俺の首には首を締めた跡が残っている
隠すつもりもないが、見ているだけで吐き気がする
口の端はキレっぱなしでかさぶたができてはまた、血がでる
鏡を見ても顔色が悪いのもココ最近ではいつもの事
見慣れた事
「うわぁ……また来たの?」
「懲りないよねぇ」
「また、誰か犠牲にする前に消えなよ」
「スクスクっ」
「……」
クラスに入れば聞こえる声で悪口を言われ
悪口を言わないが影でくすくす笑うも者もいる
この状況も慣れたもの
豊森が助けてやると言ってももっと早くても良かったじゃないか……
ダメだ、助けがあると思うと途端に泣きたくなるし悔しくなる
今日も一日逃げずに暴行と嫌がらせに耐えるのみ
「お前昨日帰るの早かったよなぁ?」
「どこいってたんだよー」
「まーたどっかの誰かをたぶらかしてたんじゃね?」
「それだったらいい度胸してるよなwww」
「確かに!www」
「今日はもっと罰与えてやんねぇとだよなぁ?」
「悪いことした子にはおっしっおっきっ!」
半ば引きずられるようにして外のもう使われていない体育館倉庫に連れてこられる
倉庫の中は誇りを被ったマットレスや跳び箱や空気の抜けたボールなどが仕舞われている
マットレスに投げられ、ひとりが覆い被さるように殴り始める
口と鼻に入る空気が埃臭い
しばらく代わり代わりにストレス発散かのように殴られ気づけばあたりは暗くなり、気を失っていたため周りにはもう誰もいなかった
ガチャンガチャンっ
扉を開けようにも鍵をかけられてしまったようだ
鼻血を拭きながら埃臭いマットレスに座り込む
こんなところに閉じ込められたというのにどこか冷静でこのままでいいかなとも思う
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