アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
10
-
「あぁっ…まって。ソコ…はッ、きたないか…らっ」
「んっ…今更なに言い出すんだか、初めてじゃないでしょ。晴人が好きなのはココだったけ?」
欲望を吐き出したばかりの晴人自身を、含みながら喋る貴文。口内から自身へと伝わる微かな振動すらも気持ち良いのか、それは萎えることを知らずに、身震いと共に更に熱を高めていく。
いくら口先で否定の言葉を並べでも、晴人の分身であるそこは嘘を付けない程正直なのだ。
貴文は分かりきっているかのように、蜜口を執着的に舐めていく。
蜜口へと舌先を押し入れられれば、待っていましたと溢れんばかりに流れ出る先走り。まるでそれを甘い蜂蜜のシロップを食べるかのように、吸い付くしていく。
この男に、自分の弱点は当の昔に知られてしまっているのだ。
貴文の口内から聴こえる卑猥な音は、耳まで犯されているような錯覚を覚えた。
今、快楽に溺れて涙さえ出てくる程自分の顔はきっと酷いだろう。
「はぁ…っん……でちゃう、から…っ」
上り詰めた快を抑えることも出来ずに、されるがままに喘ぐ晴人。開きっぱなしの口からは、溢れては出るがままの唾液を下へと垂らしていく。
(……耐えきれない)
そう思った晴人は、淫らに喘ぐ自分の前で欲望を犯す貴文を髪を引っ張る。
このままでは確実に出してしまうだろう。
「……やっ、でちゃう…っ、てばぁ…はぁッ」
分かってか、責めを激しくしていく貴文。引っ張ってもびくともしない。
止むことのない激しい口淫に促されるがまま腰をくねらせ、ぴゅるっという音ともに果てる晴人。
「んぁ……っん」
「…沢山出たね、ご馳走さま。」
ごくん、艶かしい音が鳴る。
欲望の塊を苦もなく呑み込み、舌で唇を舐め取る。
「っ……もう、ヤだ」
「ヤだじゃないでしょ?…お仕置きはまだすんでないよ」
脱力し、壁から倒れるように貴文の前に倒れ込む晴人。自分が出したものを呑み込む様を、余韻の残った潤んだその瞳で見送る。
しかし、まだこの快楽は終わらない。
貴文の眼鏡の奥が光った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
10 / 24