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「手が滑ったみたい、ゴメンね。」
悪気が有るようには見えない無い謝罪の言葉に、怒る事も出来ない晴人。目一杯まで上にと勃ち上がった欲望の中はひりひりと熱い。
このまま弄られ続ければ、達してしまうのも時間の問題だった。
「…っ、やだ。…へん」
「何が変なの?嫌だって言うわりには、腰まで振って。気持ちいいの間違いでしょ?」
限界ギリギリの最奥まで押し込み、引き上げられる。それをただ繰り返しているだけなのに、淫らにも腰は揺れるのだ。
「ほら、言ってみなよ。気持ちいいって」
「やっ…そんなこと、いえ、ない…っ」
たった一言、しかし羞恥なその言葉をおいそれと言えるような堂々さは生憎晴人には持ちあせていなかった。
そんな恋人を見やり、貴文は黒い笑みを漏らす。この顔は良からぬ事を考えている顔だと、一瞬で晴人は理解した。
「…へぇ。じゃあ、晴人は気持ち良くないんだ?だったら何処が一番感じるんだろうね。…例えば、此処とかどう?」
カッターシャツのボタンを一つ一つ外していく貴文。外し終れば、そこから覗かせる小さな突起を人差し指で軽く弾いた。
甘く疼く刺激が心地いい。
程よく膨れ上がったそこは、赤い果実のように赤く染まり白い肌を彩り良く飾る。
「可笑しいな…ここ、立ってるように感じるんだけど。でも気持ち良くないんだよね」
「…っ、ん」
気持ち良くない訳が無かった。
きっと自分が言えないことも分かっているだろう。
更に増していく刺激に、自分は何処まで耐えられるのだろうと、そう思った。
言いたい気持ちのまま言えない自分は何処までも恥ずかしがりらしい。
不意に貴文と目が合う。
逸らしたかったが、獲物を射止めるような眼差しに釘付けになる晴人。
「…今日、どうして僕が怒っていたと思う?」
小さな突起をその手で弄びながら突然話を切り出す貴文。質問を言い終われば、胸からお腹へとゆっくりとなぞるように降りていく。
質問を聞けば、怒っている理由は他に有るのかも知れない。
「っ…オレが、コンビニで…気付かなかったから、じゃないの?」
くすぐったい感触に、腰をくねらせる。下へと向かうその手が下腹部へとたどり着き、太ももを愛撫するように優しく撫でる。
「…違うよ。まぁ、それもあるけど」
「じゃあ、いったいなにっ…んふっ」
だったら何なのだと聞く前に、貴文の長い指が口の中に入れられる。
危うく噛みそうになったのは言うまでもなく、舌を捕まれたと思えば引っ張り離す。
「煩い口だね、そこを考えるんだよ。ほら、噛んだら仕置きだよ、舐めて」
考える余裕など有るわけもない。
人差し指と中指だろうか、口内で動く指に舌を絡めて懸命に舐める。唾液が口から零れ落ちるが、気にしないほどに。
「ん…っ」
「僕の指、美味しい?」
「…っ、おいひい」
うっとりとした目でその様子を伺う貴文。
美味しくない所なんてない、そう言ってやりたかった。代わりに、一生懸命ご奉仕するように、丹念に舐めていく。
気持ちいいは言えないくせに、これは言えるのだ。
「あまり一生懸命舐められたら、指に嫉妬しちゃいそう」
「ん、どうして?…すべてがたかふみ、なのに……っ」
懸命に舐めるその手をゆっくりと引き抜く。名残惜しいとも言える甘い声と共に銀糸を張りながら離れていく。
「…晴人、僕は嫉妬深いんだ。何が言いたいのか分かる?」
ゆっくりと話ながらも、大胆にも晴人により濡らされ練っとりとした指が一本ぶつりと後孔を押し広げ中へと侵入していく。
本来なにかを入れる場所では無いのにも関わらず、待ってたとばかりにすんなりと受け入れれば身をよじる。
「…それはっ、あっ」
「それは、なに?」
問いただす質問に答えるよう促す貴文。
余裕は勿論与えてはくれない。
それどころか指を二本に増やし、悪戯にもその指はバラバラに動き、晴人の良い所を探そうとする。
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