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「ほら、何が言いたいのか言ってみなよ」
「ん…オレが、やかせたの?」
貴文の言動から照らしあせて答えを導き出して行く晴人。廻らない思考の中で、出た答えがそれだった。
しかし、貴文はそれが合っているのかいないのかを教えてくれるつもりは無いらしい。
「…分かる?晴人のここ、美味しそうにくわえて離さない」
自分が今言った答は間違っていたのだろうか…不安がよぎる。だが、後孔の中をバラバラに動き回る貴文の指は、不安な気持ちを消えさせるように快感を与えていく。
幾度となく教えられたその場所は、何処が一番気持ちいいのかも知っているのだ。
まだ辿り着いて居ない特別な場所、本人の意思とは関係なく燃え上がる身体。
その素直な身体は焦れったくも与えられない良いところに貴文の指を当てようと腰を揺らしていく。
理性は快楽へと落ちようとしている。
それでも精一杯の余った理性で、間違っているかも知れない答は捨てて悲願する
「はっ…ん、おねがい……どうして、おこってたの?」
まずは理由を聞かないと始まらない。
身体と頭の中が一致していないのは分かってるつもりだった。身体はただ快楽を求めていて、頭では貴文との仲直りを望んでいる。早くこの行き詰まったもやもやを消してしまいたかった。
「…どうしてだと思う?今、自分がどれだけ淫らでどれだけ卑猥な姿をして僕を誘っているのか、晴人には分からないだろうね。…この姿を他の人が見たらどう思うだろう」
質問を質問で返される。
快感だけを求めて、淫らになる自分は理解している…。考えても考えても答は出ないまま。
「…っ、わから…あぅ」
悩んだ末の返答を遮るように、身体が欲しくて堪らなかったある一点を掠める。
焦れから解放された自身の身体は、喜んでいるかのように、跳び跳ねた。
意地悪を言いつつもその手は晴人を溶かしていく。
「少し良いところを触っただけでそんなに乱れて…。淫乱な晴人なら、指だけでイけるんじゃない?」
「はぁ、ん…っ」
何度も同じ箇所を責め続ける貴文。
二本だった筈の指は三本に増えていた。
内壁を拡げて行く圧迫感ですら気持ちいい。
答えはまだ出ていないのだ。
このままではダメだ、そう思った。
「あっ…だめ…っ」
快楽を与え続けるその手に逃げ腰に足をバタつかせて腰を引き、小さな抵抗をみせる晴人。
「何がダメなの?お尻でこんなに乱れてさ、良いの間違いでしょ?」
咄嗟に欲望を掴まれる。
反り上がりぱんぱんに膨れ上がったそこは限界だと訴えるように筋を浮かせて脈を打つ。
それを上下にスライドしていき、尚且つ責め続ける後孔への刺激も忘れず与えられる。
「あぁっ、だめ…いっ、ちゃう…っ!」
頭の中は真っ白だ。
与えられる刺激に理性も吹っ飛んでしまった。
「いいよ…イけるものならね。」
今か今かと吐き出そうとしたとき、貴文が告げる。忘れていたのだ、欲望に刺さっていたものを。
「ぁ…そ、んな…うっ!」
出せない精の代わりに空イきする晴人。
「忘れてたの?残念だったね」
貴文の言葉で、今日のお仕置きは、何をしたいのか分かった気がした。
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