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Love is in danger9
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「は、ぅ、陽さん、そうやって、わざと俺を責め…ないでよ」
「俺からの連絡をスルーした罰だ。雅輝が悪いんだからな」
感じて掠れる声を出した宮本の下半身を、思いっきり弄り倒した。何度も肌を重ねているので、どの部分が感じるかなんてすぐに分かる。
「んっ…は…ぁっ……!」
宮本は感じるままに躰を震わせながら、膝から崩れ落ちた。絨毯の上に横たわった躰にすぐさま跨って、逃げられないようにぐっと体重をかける。
「陽さん、陽さんっ大好き」
微妙な表情で見下ろす橋本に向かって告げられたセリフを聞いて、思いっきり視線を逸らした。
「陽さんが好きだ、よ。俺は陽さんだけだから!」
言いながら顔を背ける橋本の両手を掴み、ゆさゆさと揺さぶってくる。
「そんなのおかしいだろ。俺のことが好きなら、既読スルーなんてするな。嫌ってくれと言ってるもんだろ」
「うん……」
「しかも、どうして元彼が堂々とここにいるんだ。江藤ちんよりも、俺と先に話をしろ。俺を優先しろって」
語気を強めて視線を戻したら、泣き出しそうな宮本の眼差しとぶつかった。
「ごめんなさい。俺もいろいろ考えることがあって、頭が混乱しちゃって」
「俺が好きなんだろ? だったら混乱しても俺を最優先しろ、絶対にだ」
縋りつくように、宮本の躰に抱きついた。自分の想いを込める感じで、ぎゅっと強く抱きしめる。
「雅輝の一番になりたい。ワガママだって分かってるのに、頼まずにはいられねぇ……」
「陽さんは俺の中では一番だよ。この世で一番大切な人だからこそ傷つけたくなくて、距離感が分からなくなるんだ」
抱きついた橋本の想いに応えるように、宮本も両腕を絡ませる。
相手を捕まえるように抱き合っているのに、肝心の心が掴めなくて、すり抜けていく気がした。
互いに好きだと言い合ったばかり。それなのに不安だけが否応なしに膨らんでいく。
「おかしいよな、俺たち」
「はい。相手のことが好きなはずなのに、面白いくらいにすれ違ってばかりいますよね」
「不器用にもほどがあるよな」
橋本が笑いかけると、宮本も頬を緩ませて笑いだした。
「躰はこんなに求めあってるのに、気持ちがすれ違っちゃうのはやっぱり、俺のせいでしょうね」
宮本が下から橋本の下半身に、自身を擦りつける感じで動かす。布越しでもしっかり勃起しているため、感じずにはいられなかった。
「うっ! そんなことしたら、話ができなくなるだろ」
「陽さんだって、俺のを触って邪魔したくせに。ねぇ、さっさと仲直りしましょうよ」
「誰のせいで、こんなことになってると思ってるんだ。既読スルーされた、俺の身にもなってみろ。すげぇ寂しかったんだからな」
結局、話はループしてもとに戻ってしまう。恋人の心を繋ぎとめようと、必死になって焦った気持ちを分かってほしかった。
「だったら穴埋めしてあげます。俺のシフトレバーを陽さんの中に挿れて、なぐさめてあげる」
「何がシフトレバーだ。それよりも太いくせに」
「アハハ。太さはアレですけど、働きはシフトレバーと同じです。陽さんに触れた瞬間から、ギアがトップに入りっぱなしだし。ドキドキが加速して止まらなくて、めちゃくちゃにしたい衝動に駆られながらも『大事にしなきゃいけない』って、心にブレーキがかかるんです。それなのに、腰の動きが激しくなっちゃう」
「最低だな、お前……。肝心なところで逃げやがるし」
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