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屋上で
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「───…」
誰もいない屋上でただボーッとしながら寝転がっている。
「…みんな今頃授業してるのかな…」
…?
こんな時に誰だろ…
「こんな所に居たのか篠崎優生(シノザキ ユウセイ)」
この声は…
「…生徒会長さんがなんでこんなとこに来てるんスカ?」
生徒会長の紅蘭恭介(クラン キョウスケ)がいた。
「毎日授業に参加しない奴に言われなくはないな。」
「…で、なんの用っスか紅蘭先輩」
至極呆れた様子で紅蘭先輩は口を開いた。
「篠崎優生、君はテストの点数はいいのに授業に参加してないせいで生徒会に苦情が来てるんだ。だから授業に参加して欲しい。」
「俺が行ったところで周りからのブーイングが多いから行きたくないンスよ。それに行ったところでろくなことないっすからね。」
「…参加はしろ、それだけだ。」
「わかりましたー」
…行くかっての、ってか行ったって意味ないし。
「…行くだけ行ってみるか」
『あの不良が来たよ』
『マジかよww』
だから嫌なんだよ…
『おい、生徒会長が呼んでるぞ』
今度はなんだ?
「なんスか紅蘭先輩」
「授業に参加してなかったペナルティとして生徒会の雑用でもしてもらおうかなと。部活もしてないだろ?」
「あーはいまぁ…よく調べましたね。」
「全生徒の情報は把握してるつもりだよ。」
「雑用は構いませんけど…いつまでなんすか」
「無論僕が判断するよ。」
「…そっすか」
「一応先輩として言わせてもらうが」
「…?」
「嫌なことがあれば相談しろ」
「あーはい…わかりました…」
「じゃあ今日の放課後生徒会室に」
「はい」
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