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終
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***
昔々あるところに、小さな村がありました。
作物は枯れ、疫病が流行っていたその村の人たちは、村外れの祠に住み着いた邪神が災いの原因と、それを殺してしまいました。
ですが、その神は邪神ではなく、村に降り注ぐ災いを抑えていてくれた神だったのです。
神を殺してしまった事で、それまで抑えられていた災いは、一気にあふれ出しました。
村の荒廃は加速し、誰ひとりとして、次の季節を迎える事が出来ませんでした。
尚、神にとどめを刺したのは、とある退治屋の青年でした。
村人達は彼の貢献を讃えて多くの報酬を用意しました。
ですが青年はすべてを断り、そのまま村を去ったそうです。
その首には、白く輝く羽のついた飾りが下がっていたとか――
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