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叶凜 奏さんの家族に会う
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「一番上の姉が今度結婚するんです!」
「それはおめでとうございます!」
「ありがとうございます!」
俺、叶凜が頭を下げると、俺の恋人、奏陽翔さんも頭を下げる。
「叶さん、今度両家の顔合わせがあるんです!叶さんもぜひ来てください!」
「え……?」
俺は一瞬何を言われたか理解できずに固まる。
そして理解した途端、両手と首を思い切り横に振った。
「何を言っているんですかっ!?」
思わず敬語になるほど、俺は慌ててしまう。
「姉も叶さんに来てほしい!って言っていました!」
「いやいや!!お姉さんが良くても、お相手とお相手の御両親はよく思わないでしょっ!?」
奏さんは頬を膨らませて唇を尖らす。
「……姉が、婚約者さんと婚約者さんの御両親に伝えたら、ぜひとも叶さんにも来てほしい!って言ってくれたよ、と言っていました。叶さんは、どうしてそんなにも俺との関係を隠したがるんですか……?」
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