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「はい!仕事ではありませんが、趣味として作ったらどうですか?真吉さんの仕事の息抜きにもなりますし、真吉ガーデンが出来たら社員さんに開放して見て貰う手もあります」
俺は驚いて目を見開く。そして目尻を下げた。
「……趣味としてか。全然思いもしなかった…」
「趣味でも草花に触れ合えますから、そんなに気を病める必要はないです」
優しく微笑んでくれて、俺は不覚にも泣きそうになった。
父親の姿を見てきたからなのか、仕事をしたら仕事だけをして生きていかないといけない、と勝手に思い込んでいた。
そうだ。
社長だからといっても仕事以外にも趣味があってもいい。
なんでこんな単純な事にさえ気付けなかったんだろう。
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