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正夢/rtky
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ーーーレトルト視点ーーー
「なんだ、夢か、……
なんて夢見てんだ、俺、」
キヨくんが、浮気するなんて、あるわけないやろ、、
はぁ、編集疲れた、、
今度キヨくんと旅行行くから沢山ストックしとこうと思って動画撮った後にすぐ編集ってやっぱきついわ、
でもその分キヨくんと旅行楽しめるからいいんやけどね、
「飯買いに行くか」
コンビニでカップラーメンでも買ってこよ。
「げっ、雨降ってるやん。」
仕方なくビニ傘さして歩いてたら
身に覚えのある顔をした人が知らない人と近くを通り過ぎた
「え?」
キヨくん?
誰やろあの人、キヨくんより身長高いな
それよりも、
なんで相合傘なんてしてんの。
なんで、手繋いでんの。
「キヨくん?」
って、言おうとしたけど、声が出なかった。
出せなかった。
あんな幸せそうな笑顔、見たことない。
俺が知らない、キヨくんの表情。
ーーー数日後ーーー
「レ……さ……レト……レトさん!」
「あれ……キヨくん?」
俺寝てたんか、
「あれ?じゃねーよ、電車降りるよ!」
「あ……うん」
そうだ、今は旅行に来てるんやった。
あの人とのことは一旦忘れよう。
折角の旅行が台無しになる。
もしかしたら、俺の勘違いかもしれんやん。
「それでさーフジがさー」
「レトさーん聞いてるー??」
「ん?あーごめん聞いてへんかったわ。」
「どしたん笑まだ眠い?」
「いや、そういう訳やないんやけど、」
「そ?ならはやくホテル行こーぜ!」
数日前のあれは…気のせいなんかな
俺が見間違えたんかな、
だって、そうじゃなきゃ、キヨくんが旅行なんて言うはずないやん、、
「温泉さいこーーー!」
「泳がんでよ?」
「さすがに泳ぎはしねーっての」
久しぶりのデカい風呂は気持ちがいい。
「寝そー」
「まだ寝るん?wどんだけ前日寝てねーんだよww」
この時間がずっと続けばいいのに、俺だけ見てればいいのに。
夕食も食べ終わったあと、ちっちゃいゲーセンでUFOキャッチャーをした帰りだった。
「あれ?キヨ?」
キヨくんが振り返った後、俺も振り返った。
見たことのあるやつだった。
「久しぶりじゃーん、って言っても3日前会ったけど笑」
「また誘ってよー?」
「あー、う、うん」
キヨくんがぎこちない笑顔をしている
「どうしたー?いつもは笑顔で誘ってくるくせに」
そう言ってキヨくんの腰に手を回していた
やめろ、キヨくんに触んな。
「キヨくん?誰?この人?」
乾いた声で言うと、そいつは
「キヨの愛人でーす」
って、
キヨくんに目をやると、複雑な顔をしていた。
「ごめん、レトさん。おれ、浮気して…る」
「そ…っか……、ごめん、ひとりにさせて」
「!!レトさん…!」
頭が真っ白になった。何も考えたくなかった。
何より、
あの夢が、正夢になってしまった。
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