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お仕事②*
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紫音は暗い建物の中を慣れた足取りで進んでいく。
おれは紫音の腕にすり寄って、周りを警戒しながら怖々とついていった。
エレベーターで最上階まで登って、不気味な紅い装飾が施されたドアの前に立つ。
紫音がインターホン越しに礼儀正しく挨拶をすると、ドアが開いておれ達を招き入れた。
「ご主人様、連れて参りました。お納めください」
「早く寄越せ」
機嫌の悪さを露わにした低くドスの効いた声に威圧される。
紫音がご主人様と呼んだその人物は部屋の奥に足を組んで座っていた。
僕たち猫族とちがう、狼のような耳と尻尾、重圧感のあるガタイの良い身体付き。
金糸のたてがみはライオンのような凄みがある。
猫族を嗜好で嬲ると恐れられている---狼族だ。
その姿を見ただけでひっと悲鳴があがる。
足がすくむおれの腕を引いて、紫音がおれをその男の前に差し出した。
「歳は?」
「15になります」
「くく、貴様が来たのもこのくらいの歳であったな?よく似ている」
大きな手のひらで顎を掴まれる。ぐいと無理矢理顔をあげさせられて、見定めるような眼差しで射抜いた。
「…っ…ひ、…っ」
「あぁ、その恐怖の色。犯し甲斐があるというものだ。前戯を見せろ。そのあと存分に犯してやろう」
その命令どおりに、紫音はおれを床に押し倒した。ワイシャツを襟から左右に引っ張って、乱暴にボタンごと引き裂かれる。
乱暴なその行為に驚いている暇もなく、紫音はおれの欲を扱いた。
「…っ…しお…ん…っなんで、…ふぁっ」
抗議しようとするおれの口に紫音の指が侵入する。
指を口内の唾液でぐちゃぐちゃに濡らして、その指でおれの蕾を貫く。
「やぁあっっ…やだ、こんなの、や…ぁあっっ」
しっぽを握られて力が抜ける。暴れるおれを抑え込んで、紫音はおれの耳元で囁いた。
「久遠。抵抗しない。逆らわない。約束を破ったら帰れなくなるよ」
「…っ!うぅ…っうぁあ…っ」
紫音はおれの蕾をほぐして広げて、おれが抵抗しなくなったのを確認すると立ち上がった。
「準備が整いました。お召し上がりください」
「…っ…う、うぅ…っ」
怖くて、悲しくて、おれはうつ伏せで顔を伏せて泣いた。
狼族の男に腰を持たれて、おしりを上に向けさせられる。
怖い。怖い。怖い!!!
蕾に熱いモノが触れて、それが一気におれを貫いた。
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