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朝ごはん。碓氷さん
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碓氷side
俺がリビングに行くとニコニコした朝比奈が待機していた。テーブルの上にはお洒落なパンケーキ。初めの頃よりすごい上達している。
「おーいい匂いだなー」
朝比奈は早く座って、食べてって目で訴えてくる。
「美味そー。それに料理上達したな、朝比奈」
朝比奈は俺の言葉をきいて嬉しそうで、待ちきれないのが俺の腕を引っ張る。俺は席に着くと、一口パンケーキを食べた。うん、美味い。
「ん!美味い。お店出せるぞ、朝比奈」
俺は素直に褒めると朝比奈は照れながら言う。
「僕は食べてもらうの碓氷さんだけでいいもん」
それを聞いて俺もそうだなと思った。朝比奈の料理を他の誰かに食べさすもんか。
「俺もだな。お前の手料理は俺の特権だ」
それを聞いて照れ隠しで食べ始めた朝比奈のほっぺを見て、揶揄うように言う。
「ほっぺについてるぞー」
そのままぱくっとパンケーキのかけらを取ってたべると、もっと赤くなる。
「あれ?なんで顔赤いんだ?」
すると
「うるしゃい!」
ってかえってきた。噛んだのか?可愛すぎるぞ、朝比奈。
「朝比奈、今日は何をするんだ?」
オメガの発情期は1週間くらい続く。朝比奈は3日目からだいだいひどくなる。だから巣作りを1日目にしてたのはちょっと驚いた。
そしたら俺と一緒にいたいって言われた。そんなこと言われたら、離せなくなるぞ。
「一緒に巣、作ろ?」
朝比奈のその一言で俺の思考が止まる。また巣作りか?いやー今洗濯してる分を抜いたらスーツ類とかになる。それはダメだ。ちょっと濁した返事をすると泣きそうな声を出す朝比奈
「朝比奈、泣くなよ。巣じゃなくて俺が一日中抱っこしてやるから、俺が離さないから」
「うぅ、、ほんとぉ?」
「おれがうそついたことないだろ?ほら食べたら抱っこしてやる」
「うん!」
うん、納得したようだ。
これで一安心、俺の両手よ、頑張ってくれ。朝比奈は、張り切ってパンケーキを食べ出した。
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