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食後休憩
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碓氷side
「ごちそうさまぁー!」
「ごちそうさま」
「抱っこして!抱っこー!」
「じゃあ皿片付けて歯磨きしてこい。そしたら抱っこしてやるから」
「はーい」
朝比奈は、とてとてとてっと廊下を走って出て行った。俺は皿をシンクに入れ軽く洗った後、食洗機にいれると廊下からまた勢いよくとてとてとてっと聞こえたと思ったら腰あたりにドンっと衝撃を受けた。
「うおっ!」
「終わったぁー」
「はいはい、偉いね。ヨイショっ」
抱き上げて、頭をなでなでする。
はぁ、これが21歳だとは誰も思わないだろう。まぁ可愛いからいいけど。こいつはヒート中だけこんなに幼い態度をとる。いつもは自分のこと、俺って言うのに僕って言うようになったり、一つ一つの動作をするときも一言声をかけるようになる。
「あ、何考えてるの?碓氷さんっ!」
「え、あぁ、朝比奈と何しようかと思ってな」
「うーんとねぇ、僕ねぇ、碓氷さんと、、」
「ん、なんだ?やりたいことがあるのか?」
「うん!僕ね、観たいのあるの!」
「DVDか?」
「そう!」
朝比奈が降りるって言って、降ろすとテレビ台の隣の本棚にいって、1枚のDVDをとって持ってきた。俺は映画や音楽が好きで結構集めていたりするので、テレビ台の両隣に本棚を置いて好きな時に観られるようにしている。
「これ!」
俺は受け取ってタイトルを見ると、俺が気に入っている映画の新作だった。
「これ、俺の好きなやつだけどいいのか?」
「うん」
俺はソファに朝比奈を座らせて、DVDプレーヤーにセットした。
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