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素直な本音
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碓氷side
「あ、おかえりなさい!」
「ただいま。平気だったか?」
玄関に荷物を置き、走ってきた朝比奈を抱きとめ、頭を撫でる。すると顔を上に向けて俺に自慢する朝比奈。
「はい!一人でもお留守番くらいできますよ」
「そうか、偉いな」
俺は頭をまた撫でる。
「朝比奈、これしまってきてくれるか?」
「はい!」
朝比奈にトイレットペーパーを預けて俺は、買ってきたものを冷蔵庫にしまう。空っぽだった冷蔵庫にどんどん食品が詰まっていく。
全て入れ終わると朝比奈がコーヒーを入れてくれていた。
「はい、お疲れ様」
「ありがとな。朝比奈も頑張ったな」
「はい!」
俺はソファに座って一息つくと朝比奈に会社の話をする。
「朝比奈、俺来週から会社復帰するけど平気だよな?もうヒート終わりだろ?」
「はい、、じゃ僕も復帰ですか?」
「朝比奈がいいんなら早めの方がいいと思うぞ?」
「そうですよね」
「まぁお前はまだ休んでいてもいいと思うが」
「碓氷さんは、ヒートの僕と普段の僕、どっちが好きですか?」
「朝比奈?」
「僕って人格変わるじゃないですか?だから碓氷さんはどっちが好きなのかなーって」
「俺はどっちでも好きだ。どっちも朝比奈だろ?」
「だって普段の僕は可愛げないし、素直になれないし」
「まぁそうだな。でもヒート中は可愛いじゃねぇか。それに、昨日くらいからどんどん敬語使ってるじゃねぇか。もう戻ってきてるだろ?だけど今素直に言ってくれてるじゃねぇか」
「それは、、だって」
「お前はお前だからな。俺はどっちかのお前を見て惚れたんじゃない。どっちも好きなんだよ」
「っ!!!」
「お前だって俺が急にデレデレし出したら別れるのか?」
「そんなことしない!碓氷さんは碓氷さんです」
「それと一緒だ」
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