アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
side:ポチ
-
幸せな時間を堪能していると、食事が運ばれて来た。
奏夜さんの膝から下ろされて、横に座らされる。ご飯は全部、奏夜さんが食べさせてくれて、たまに口移しされた。
食べられる量が少ないから、すぐにお腹いっぱいになってしまったことが残念だったけど、無理してたくさん食べると夜に愛された時に吐いちゃうから、素直にご馳走さました。
僕がご飯を口に入れて噛んで飲み込む度に、奏夜さんは頭を撫でてくれててたから、本当に本当にすぐにお腹いっぱいになる自分が残念だった。
「ポチ、食べられる量増やせ。もう少し太った方が抱きごごちがいい」
その言葉と同時に僕はまた、奏夜さんに抱き上げられて膝に乗せられる。
僕が食べられるなかった分も食べてくれている奏夜さんを、膝の上から大人しく見上げる。
抱きごごち良くなったらもっと抱きしめてもらえるのだろうか?
今でも与えられれ過ぎているのに、貪欲な僕はもっとを求めてしまう。
奏夜さんの食事が終わると、お風呂場に連れて行かれる。
優しく身体を洗われて、中も解されて、洗われる。
僕を湯船に浸からせて、奏夜さんは自分の身体を洗っていく。
本当は僕が洗いたいけど、前、一回お願いして駄目って言われてから、チャレンジしていない。
いつか、また、お願いしてみようと思う。
奏夜さんも湯船に浸かって、その時も抱きしめられて、熱くなったなぁって思ってたらすぐに、出されて、拭かれて、ベッドに優しく座らされた。
「ポチ、こっからは俺の時間な。腕出して」
奏夜さんに利き腕を掴まれて、有り得ない方向に曲げられる。
「ぎゃぁぁぁ……いっだい」
思わず痛みを訴える。
腕を離されるがもう腕には力が入らずダラリと垂れる。
ひたすら流れる涙を止められず啜り泣く。
奏夜さんが、その涙を舐めてくれるけど、涙が止まらない。
そんな僕を見ながら今度は利き腕とは逆の手を握られて指を絡められる。
「ご褒美、決めた。これちょうだい」
そう言って僕の爪にキスを落とす。
ああ、この後、剥がされるんだって察して怖くなってさらに涙が溢れる。
そんな僕に奏夜さんは優しく最初に強請った通りに後ろから抱きしめてくれた。
そしてベッドサイドにあったペンチで僕の爪を一枚ずつ剥いでいく。
「ポチ、もし、逃げたかったら逃げても良い。ただ、もう逃がしてやれねぇから。捕まえて、たっぷりお仕置きして、俺以外考えられなくしてやるから、安心しろ」
それは、この状態からなのか、それとも、奏夜さんからなのか、分からない。
だけど、僕にはどちらにしても逃げるなんて考えられないから、残りの爪を差し出す。
差し出したつもりだったけど、痛みでよく分からなくって、手はピクリと動いただけだった。
それでも、奏夜さんには伝わったようで、手の甲にキスを落としてくれて、次の爪を剥いでいく。
奏夜さんは治るところしか、傷つけない。爪は生えてくるし、骨もキレイに折るから後遺症も残らない。
気分のまま、感情のまま、自分本位にしてるんじゃなくって、ちゃんと僕の様子を見てくれてる。
だから、意識を失って目が覚めれば、手当てされて、撫でられてる事がほとんどで、頑張ったら褒めてくれる。
飼われた最初より、かなり甘やかして貰ってる。
僕も奏夜さんにかえさないと。
でも、もう痛みで限界……。
「ポチ、あと少し起きとけ。爪は終わりだ」
そう言って、奏夜さんは僕を膝からおろして、壁に靠れるようにする。
「抱くから、足広げろ。そのまま挿れる」
お風呂場で散々、解されてるから、問題ないのにちゃんと挿れる事を教えてくれる。
だから、僕はちゃんと、足を広げないとなのに、身体が言うことを聞かない。
「……ヒック、ヒック」
伝えようと話そうとしても、口から漏れるのはヒック、ヒックと言う音だけで、言う通りにできない自分が悲しくって、さらに涙がでる。
それを見てた、奏夜さんは、こんなダメな僕なのに怒りもせずに、足を広げる手伝いをしてくれる。
「ちゃ……んと…、で…きないくって……、ごめんヒック…なさい……ヒャ、あん」
やっとのことで話すけど、謝り終えたのと同時に、奏夜さんのモノが中に入ってきて、それどころではなくなった。
痛いのと、気持ちいいのと、ぐちゃぐちゃになって、言葉にならない音ばかりが、口から漏れる。
時間が永遠に感じる。気持ちいいのもつらくって、痛いのも分からなくなってきて、意識がふわふわする。
「ポチ、愛してる」
それなのに、その言葉だけはハッキリ聞こえて、それと同時に僕も奏夜さんも果てた。
そして、僕の意識が遠くなって、そのまま眠くなって寝てしまった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
9 / 10