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夏休み(5)
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side ちとせ
「結局マック…お前似合わねぇ」
「似合うも似合わないもないだろ」
スマホで見つけた美味しくてお手頃と評判のイタリア料理店が行ってみると臨時休業で閉まっていた。仕方ないと駅まで戻ってきた頃にはもう12時を過ぎていて腹が空いたと目に付いたマックに入った。そして今に至る…
「何にする?」
「ダブルチーズバーガー」
「セット?」
「うん。ポテトとコーラ」
他には?と聞かれて首を振ると席取っとけとカバンを押し付けられる。平日とはいえ昼時のため店内は結構混んでいて、カウンターや4人席は埋まっている。端の方にあった2人席が丁度空いて座る
暫くすると番号の書かれた札を持って斗真がきょろきょろと俺を探しながら歩いてくる
店内はざわざわと騒がしいため、ここから呼んでも聞こえないだろう。手を挙げようと立ち上がった時、斗真の前に2人組の制服を着た女の子たちが飛び出した。それを見て腰を浮かした状態で固まる
「またかよ…」
思わず口から零れたが仕方ないだろう…
知らない制服を着た女子2人と斗真は何やら話している。いや、見た感じでは斗真は特に反応は示していないが…女子2人は自分たちの座っている4人席を指さして斗真のシャツを引っ張っている。どうやら相席しようという誘いのようだ
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