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誤魔化すように(6)*
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side ちとせ
「あっあっあ、んぁあっやっひぃっ」
パンパンと何度も打ち付けられる腰。強すぎる快感に身体を捻って逃げようとシーツを掴む。もちろん逃がしてもらえるわけなどなく、腰を掴まれて押さえ付けられれば更に激しく責め立てられる
「手離せ、それでこうな」
シーツを握る手を取られて引き剥がされ、また正面を向かされたかと思うと今度は右手に斗真の左手が重ねられて絡められる
そのまま揺さぶられて責め立てられて気持ちいいからか嬉しいからか、よく分からない感情が涙となって溢れる。目を逸らすなと言われたのを思い出して斗真の顔を見つめると、ふっと優しく微笑まれて全身が熱くなる
「おい、急に締め、んな…」
「と、ま…とーま」
「…どうした?」
「あっ、キスっキスして…んむっんぅ」
繋がれた手にきゅっと力を込めてキスをせがんで引けば、斗真は右手を俺の顔の横について唇を合わせるだけのキスをした。そしてラストスパートをかけるように絶頂へと追い立てられる
「あっあっん、ぅぁっ…あっあっあぁぁっ!!」
「くっ…」
全身に力が入る。繋いでいた右手をぎゅっと握りしめて、左手は斗真の右手首を爪が食い込むほどに掴んでいた。両脚は斗真の身体を締め付けるように挟み込んで、指先はきゅっと力が籠って丸まっていた。快感の波が押し寄せた後ゆっくりと引いていく。詰まっていた息が吐き出されてハァハァと荒く呼吸する
全身が弛緩すると頭までふわふわして水にでも浮いているような感覚に浸る。腹の中があったかくてくらくらする
荒かった息が整って落ち着いた頃、ずるりと斗真のものが腹から出ていった。いっぱいに埋まっていたそれが抜かれると身体の一部が失われたかのような、心にぽっかりと穴が空いたようなそんな感覚に襲われた
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