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孤独*
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side ちとせ
「ちとせ、大丈夫か?」
「んー…」
頭はふわふわしていて、心は何かが足りない気がして、何だか変な感覚だ
「足、震えてる」
そう言われて気づくが内腿がカクカクと震えていた。斗真はティッシュを取ると自身のものを拭い、それから俺の腹を拭った
「指入れるぞ」
なんで?と思いつつされるがままでいるとくちゅくちゅと後孔を弄られる
「んん…んぅ…」
快感を与えるための動きではないが敏感になっている穴を弄られれば嫌でも感じてしまう
「なに、して…」
「中に出したからな、掻き出しておかないと後で腹が痛くなる」
中に出した…その意味を働き出した頭で考えて理解するとぶわっと羞恥心が湧く。真剣な顔をして手を動かす斗真が何をしているのか理解するととてつもなく恥ずかしく感じて、もういいと止めようとするが斗真は聞く耳を持たない
だるくて上手く身体を動かせなくて、結局最後まで後処理をされた
「風呂入るか?」
聞かれて入りたいと思うが歩けそうにない
「動けないし朝入る…」
そう答えると斗真は何も言わずに片付けをして部屋から出ていった
ぽつんと部屋に1人取り残されて物寂しく感じる。つい先程まで情交に及んでいたこの場所で1人で眠るのだと思うと全てが虚しく感じられて鬱々とした気分になる
自分を好きだと言う相手に好きでないと言っておきながらそばにいて欲しいと思ったり、独り占めしたいと思ったり、ほかに相手がいることに嫉妬したり、ほんと勝手だなと思う
「はぁ…」
重苦しい気分を吐き出したくて息を吐き出したのに余計に気分が重たくなった気がする
目を閉じても訪れる気配のない眠気。もうきっと真夜中も過ぎただろうし、身体だって当然疲れている。こんな気分のまま起きていたくはない
「とーま…」
消え入りそうな声でぽつりと呟いた
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