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むせかえるような甘いアロマを焚いた部屋に肌と肌がぶつかり合う音が響いている。
「んはぁっ・・・あぁ・・・もっとぉ・・・」
「っちっ!この淫乱がぁ!もっと腰上げろ!」
「はぁぁっ!ふ・・・ふかぁ・・・イっちゃう」
僕は今あまりよく知らない男に絶賛後ろから腰を振られている所だ。正直こいつはテクも何もなくただ突っ込んで出すものだけ出すというタイプの奴らしい。でも今の僕にとってはお客さんだから、ちゃんと貰うお金の分は仕事をするつもりだ。
「あぁぁ・・・ほら・・・呑み込めよ!!イ・・・クッ!」
男は大袈裟に叫びながら僕の中ビクビクと子種を撒き散らかした。あー大声で叫ばれると萎えるんだよな。こいつはハズレだったな・・・セックスも気持ちよくなかったし。
セックスが終わると僕はホテルの部屋に付いているシャワーを借りて軽く身体を洗った。抱かれた後に好きでもないやつの体液とか匂いが残っているのが気持ち悪くて嫌いだ。こんな仕事している割にはかなり潔癖なのだろうか?
シャワーから出て、お客さんに声をかける。
「今回は指名してくれてありがとうございました。すっごく気持ちよくて訳がわからなくなっちゃいました。よかったらまたあーちゃん指名してくださいね♡」
「う、うん!あーちゃんめっちゃ良かったよ!また絶対行くから待っててね♡!はい、これ今回の分」
そういって男は僕に3万を手渡ししてくれた。
「ありがとうございます、ではまたお待ちしてます♡チュッ♡」
僕は投げキッスをして部屋を出た。
怠い腰を摩りながら歓楽街を通って、僕の所属しているお店に戻った。
カランカラン
「あーちゃん!おかえりー、今日のお客さん大丈夫だった?ちょっとアタシ心配だったんだけど」
「ただいまーくーちゃん〜腰怠い〜めっちゃ下手くそだった〜」
「あらあら、そうだったの。どれ、ここに横になりなさい、ゴッドハンドくーちゃんが少しマッサージしてあげる」
ソファーに横になった僕の腰をくーちゃんはいい力加減で推してくれた。
「あっ・・・そこそこ・・・あぁ・・・気持ち〜」
「はぁ・・・あんたねぇ・・・エロい声出さないでちょうだい!」
「だって・・・気持ちよくて」
「もう!こんな仕事してるんだから少しは自分の身体労りなさい!」
「はぁーい」
口うるさく注意しながらも、いつも面倒を見てくれるのはこのゲイ用風俗店アルカディアの店長のくーちゃんこと釘里さん。見た目はガチムチで髭を少し生やした怖いおっさんだけど中身はオネェだ。
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