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地獄
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数年前。
「ぁぐ…ッ!!ごめ…ごめんな、さ」
もうすぐ中学生になるくらいの頃だったと思う。
「ふざけんなテメェ!!親父にこんなクソまずい飯食わせるなんてよ!!」
ご飯が美味しくなかったみたいで、父さんにご飯中に殴られた。
「テメェが全部飲むんだよ…分かったか?!!」
「ッ……は、…い」
ただ怖くて逆らえなくて、
顔を目掛けて投げられた茶碗から零れた味噌汁を、這いつくばって死ぬ気で舐めた。
もう、自我なんて持っていたくなくて、
「ご……め……なぁ"」
すごく、すごく苦しかった………
ーーー
「欠陥品くーん、ちょっと来てくんね?」
今でも日常は変わったようで変わらない。
人が来ないところに無理矢理連れてこられては暴行の日々。
もう散々だったけど、自分ではどうにも出来ない。
力も無いし背も女子並みに低い、勉強だって入試を通り抜けられる最低限のことしかしてなかった。
勿論そんな僕にこの学校で人権は無く、
「萩沼に見つかる前にヤッちまおうぜ」
「ッ……!?やだ!!それだけは」
力が無いなりに必死で抵抗したけどきくはず無かった。
「ッ……だれか、たすけ」
助けなんて来てくれない。
「う"ッ……ヒク、っふ、」
涙と異物感が同時に来た。
無理矢理挿入されて意識が飛びそうになる。
「やだ…!やだッ、ぁ"ッ、お"、ぅ"……??」
苦しくて耐えられない。
毎回……頭がぼーっとする。
(誰か………助けて)
必死に抵抗したけど、僕じゃ無理だった。
(お願いだから、もう……許して)
地獄はまだまだ終わらない。
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