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15追憶の呪い 五条×脹相
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五条×脹相です
「うわあああああーっ!先生!先生!」
自分の胸の中で泣いていた弟
「夏油先生大好き!」
夏油を愛し
夏油に愛された悠仁を愛するのは
「お兄ちゃんが側にいてやるから」
俺だけになった
しかし
「夏油に手を貸していた呪霊と宿儺の器は一緒には居られない」
「おい!弟を何処に連れていく気だ?」
「抵抗はしないで下さい。弟さんが大事なら」
「悪役みたいだな、ナナミン」
悠仁を連れていかれそうになって
ナナミンに制される
「あなたまでナナミンと呼ばないで下さい。彼に危害は加えません」
不安そうな悠仁の眼差しに
「お兄ちゃんなら大丈夫だ。ここにいる全員殺して見せるから」
笑顔で答える
「だから心配なんだよ!あんたすぐ殺すし!」
「君は高専預かりになった」
悠仁が呪力もない一般人だと言う誤魔化しが効いたようで
脹相は拘束されたまま
説明を受ける
「…悠仁は?」
「彼は故郷に戻る。監視は付くが、呪術師も呪詛師も関係のない世界だ。君には申し訳ないが…」
申し訳なさそうにする夜蛾に
「構わない。悠仁にとってそれが最適な環境であれば」
悠仁の祖父との約束
「脹相さん。俺はもう長くはない」
「そんなことを言うな。あなたが居なくなったら悠仁が寂しい」
「いや、俺は自分の体の限界くらい分かる。俺が居なくなったら悠仁を高校に通わせて欲しい。あのバカは働くなんて言うだろうが今時中卒を雇う企業なんてのは難しい。だからあいつを進学させてやってくれ」
「わかった。任せてくれ」
夏油が百鬼夜行で目的を果たせば悠仁を引き剥がす
その予定だったが
夏油は死に
想定外だが当初の目的が果たせた
「普通の学生になるなら俺の事も忘れて欲しい」
そういう術式が無いか聞くも
「無理だ。脳を刺激する術式は危険が伴うものが多い」
「そうか」
寂しがりやの弟が傷付く事を避けたかった
「君には主に高専の生徒達のサポートを頼む。最近宿儺の指絡みと百鬼夜行の影響が残っている」
遠回しに責任を取れと言われているようで
「まあ仕方ない」
普段は呪力を封じるために呪符で囲まれた部屋で
仕事の時は出られた
「脹相さん」
憂太が脹相の姿を見て笑顔を見せる
「今日はお前達か」
特級である憂太が居れば自分は必要ないだろう
あくびをし
「俺は少し休む。何かったら呼べ」
座り込む
「やる気ねーのかよ!」
「おかか!」
パンダと棘が突っ込むも
「まあまあ。脹相さんも疲れてるから」
憂太が間に入る
「乙骨が居るのに俺まで出されるのは嫌味か?嫌がらせか?」
「いえ、この人選は五条先生が…」
「あいつの嫌がらせか!」
怒りを見せる
「おい憂太!さっさと行こうぜ」
真希が促し
憂太達は呪霊に攻撃を仕掛けた
「お前達ちょっと良いか?」
宣言通りなにもしなかった脹相が憂太達に話しかける
「何だよ役立たず」
「真希さん…」
「真希、お前は天与呪縛がある分戦闘向きだ」
「ああ"?」
「真希さん、真希さん。落ち着いて」
「だが軸がぶれてる。折角の才能が潰れてる」
いきなり真希も後ろに回り
両腕を掴むと膝で背骨を押す
ゴキッ
「真希さん!」
「ガタガタ騒ぐな!何か体が軽い」
「歪んだ部分を治した。それとしゃけ」
「しゃけ?」
「狗巻君です」
「しゃけの人」
「………」
「呪言それだけ使えるから多少の相手ならお前だけで十分だが、相手が強い場合の喉の負担が強いのが問題だ。後方支援で近距離線は避けろ」
「高菜」
「乙骨」
「あっ!はい!」
「呪霊の急所は知っているな?」
「あ、はい」
「じゃあ何で外した?」
「え?あ…その…」
「夏油の件か?」
ビクッ
「図星か」
夏油の名を出され憂太が俯く
「夏油は五条が倒した。覚悟がなければ人間を殺すのは難しいだろう。だが、呪霊には遠慮するな。でないと自分が死ぬぞ」
「はい…」
「後パンダ」
「お、おう!」
「パンダって何でそんな名前なんだ?」
「知らねーよ!正道に聞けよ!」
「僕の配置、間違ってなかったでしょ?」
缶ジュースを飲みながら五条が笑う
「はい。恐ろしく的確で、お願いすると体術の練習にも付き合ってくれます」
「お兄ちゃんだから面倒見は良いんだろうね」
無関心に見えてちゃんと回りを見ていて
「悠仁の上達を見て、お兄さんの指導が上手いんだなと思ったんだ」
「はい、京都校の任務でも真依さんを助けてくれました」
「ああ、お姫様抱っこ事件ね」
「事件て程でも…」
「女子が盛り上がってたんだよね~!もうイケメン!」
「先生には出来ませんね」
「憂太、ちょーっと毒入り過ぎかな~」
「その分憎まれてもいるようです」
「気味の悪い!」
「こっちを見るな!」
呪術界から派遣された人間には脹相は疎まれ
部屋に戻ってからは毎日暴行を受けていた
「くそっ!何で平気なんだよ!」
背中を蹴られ倒れ込んだ脹相の顔面に
更に蹴りを入れる
「気は済んだか?」
「この!」
体を起こす脹相を殴ろうとしたが
「お疲れサマンサー!」
びくぅっ
いきなり五条が現れる
「何何?皆して僕に言えない事でもやってたかな~?」
明るく振る舞ってはいるが
威圧感があり
「脹相は高専だけでなく五条家の預かりだ。勝手な真似は…」
ガチャンッ
「死ね!五条!」
脹相がカップを投げつける
「脹相…僕は味方で、ついでにカップじゃ僕は殺せない」
「じゃあ自分で自分を殺せ!尻の穴に自分を突き入れて死ね!」
その間に男達は逃げ出す
「どんな死に方?それよりいつもあんな目に遭ってるの?」
「俺は別に構わない。呪霊の俺が居るのは不快だろうし。俺もお前には死んで欲しい」
「僕にだけ厳しくない?」
「兎に角、俺の事は気にするな。俺は弟に害が及ばないならそれで良い」
「ふうん…」
脹相の体に纏わりつく残穢
「君、傑に良く触られてた?」
「ああ。スキンシップらしい。悠仁にもしていた」
「ふうん…」
「そんなことよりお前はいつ消えるんだ?そろそろ呪霊の尻の穴でも見て死ね!」
「酷いなあ」
退室する五条に側にあった枕を投げつける
「こっちは限界なんだ」
初めて夏油と体を重ねた日
「そんなに触って楽しいのか?」
髪を撫で
肌に壊れ物を扱うように触れる夏油に
脹相に疑問を口にする
「これも契約だからね」
口内に侵入してくる舌を受け入れる
「君も満更じゃないんだ」
「命令だからだ。弟達が集まるために必要な事だろう?」
「…そうだね」
一瞬見せた夏油の表情に
「どうした?続きはしないのか?」
夏油の背中に腕を回すと
「ああ、愛してるよ脹相」
「?何でだ?」
「契約だよ。君を愛するのも契約だ」
それが今重くのし掛かる
「はぁっはぁっ!」
ズクズクと疼く下腹部を押さえる
「呪霊は居なくなったのに…」
ズボンを緩めペニスを扱く
「ん…ぁ…」
上着を噛みしめ音が漏れないようにする
「んっ!」
射精し
精液を舐めとる
情けないが精液の補給にはこれが最適で
「は…」
アヌスにも指を挿入する
「んんんっ!」
内壁に精液を擦り付ければ疼きは収まる
「はぁ…悠仁は大丈夫だろうか?」
自分は対処の仕方が分かるが悠仁がもしも知らなければ
「乙骨に頼むか?」
しかし多感な年頃にはきついものがあり
「ナナミンなら大丈夫かな?」
外に出された時に聞いてみた
「あなたはストレート過ぎます。そしてナナミンと呼ばないで下さい」
不愉快そうに眉をしかめる
「乙骨達にはさすがに言えないからな」
「懸命な判断です。それと脹相さん。あなたが術師に暴行を受けていると聞きました」
「ああ、俺の事が憎いらしい」
すぐ側にいた黒服の男も脹相を警戒しており
「夏油の命令で人間を殺してきたし、受肉したこの体の持ち主も殺した。憎まれても仕方がない」
「しかし…」
「俺に気を遣うな。俺は当然の報いを受けている。それに何より悠仁の不利になるような事は避けたい」
無表情の脹相にため息を吐き
「虎杖君の事は私が調べておきます」
「ありがとうナナミン」
「だからやめなさい!」
「脹相、君が一部の人間に暴行を受けていると報告があった」
「ちっ!五条の仕業か」
「悟以外の目撃者もだ。君に助けられた人間もいる」
「俺には関係ない。命令だからだ」
「君は高専の預かりだ。呪術界と言えど手出しすることは許さん」
静かに怒る夜蛾に
「お前の大切なものは高専か」
「いや、息子が大事だ」
「そうか。俺と同じだな」
僅かに微笑んだ
「愛する弟達の為にも俺がやるべきは…」
「脹相さん、虎杖君からラインが来ました。脹相さんの事も聞いていたので…」
「連絡はしなくて良い」
悠仁への近況を断った
「虎杖君も心配していますよ?連絡だけなら咎める人もいません」
「あいつは術も使えないただの人間だ。宿儺を閉じ込めておけばあいつは普通の一般人だ。だから下手に呪霊と関わらせないで欲しい」
弟の幸せを願えばこそ
「脹相はお前は赤の他人だったと気づいたとでも…」
「脹相さん、嘘はだめです」
脹相の言葉を遮るように憂太が話す
「脹相さんは虎杖君のお兄さんで、虎杖君は弟としてあなたを心配してます」
悠仁からのLINE
『兄貴。あー脹相は元気にしてる?あいつにまた会えたら兄貴って呼ぼうかと思ってるけど憂太さんどう思う?』
「もう虎杖君の中ではあなたは本当の家族なんです」
『言ってあげたら良いよ。きっとお兄さんも喜ぶ』
「悠仁…」
目を手で覆い静かに涙を落とす脹相に
憂太は微笑み
寄り添った
「人間に関わるのも悪くはない…とか思わなかった?」
「お前が死んだら少しは悪くはないと感じるかもな」
昼間のやり取りを見たのか五条がやってきた
「憂太には心を開いても良いんじゃない?あの子も悠仁と同じ死刑対象だった。高専に入ったら良い先輩後輩になれたかも」
「悠仁は普通の子供だ。乙骨にはなれないし、そもそも弟以外に興味はない」
狭い室内を近づいてくる五条から逃げ回る
「そんなに避けなくても」
「お前達に何かしたら悠仁の身が危ない」
見張りが代わっても
「俺達に何かあったらお前の弟は死ぬ。分かるな?」
警戒されていた
それに
「俺はもう寝る。だから出ていけ。ついでにそこで死んでいけ」
「口が悪いなぁ…君も寝るんだね」
疼き出した下半身を悟られまいと背中を向ける
「報告があったんだよね。君が夜中に苦しそうな声を上げているってね」
急に耳そばで囁かれる
「っ!」
思わず身構える
「君体術もいけるんだったね」
「急に後ろに立つからだ!本当に死んでこい!」
怒鳴り付ける
「顔が赤いよ」
五条がサングラスを外す
「傑の呪術の残穢が影響しているんだろう?」
普通の術師の時は何もないが、特級の側にいると下腹部が疼く
「憂太が懐いているから大変だったでしょ」
クスリと笑う
「黙れ。乙骨のせいじゃない!」
「憂太には言わないよ。傑じゃないんだから未成年に強要出来ない」
「お前が言うな!」
手首を拘束された状態で抵抗も出来ず
「くわえて」
唇に押し付けられたペニスに
「ん…」
脹相はくわえ込んだ
「んぐ…ぅ」
「はっ!やっぱり君のフェラ最高!いや、イマラチオだな」
自分の頭を撫でる五条の声が上擦る
「ふ…」
「愛してるよ。悠仁の次に…」
「……」
がり
「つぅっ!」
「は…ふざけた事をいってる暇があったら精液を出せ。でなければ食いちぎって血液から呪力を補給する」
「あっぶなー!弟の方を優先したのが気に障った?でも僕はねえ」
「黙れ。あいつと同じことを言うな。俺の弟に呪いをかけるな!」
五条の襟首を掴む
「お前の相手なら俺がするから」
呪いの強さは呪いから生まれた自分がよく知っている
「弟を愛するのも弟に対する呪いだよ」
「黙れ。そんなのは分かってる」
弟への愛
シーツを握り腰を掲げると
待ちわびたペニスが挿入される
「ぅ…ん…」
自分の服を噛み締め声を殺す
ずんっ
「うぐっ!」
「声は我慢しないで。見張りはいないから」
五条が優しく声をかけるも
「んんんっ!」
首を振る
「兄弟揃って頑固だなぁ」
腰を掴みゆっくりとペニスを抜き差しすると
脹相は腰を揺らし奥へと導く
「気持ちいいんだ」
「うぅ…」
悔しいが実際そうで
脹相のペニスも立ち上がり
先走りで濡れる
「シーツを汚すな」
自分でシーツを洗うことも出来ないので情事の後は残したくない
「僕が洗うから大丈夫だよ」
「信用出来るか!」
冷たいコンクリートに導く
「やるならさっさとやれ」
仰向けのまま受け入れる
「床は硬いよ?」
「シーツを汚すよりました。俺がイってもお前の服にかかれば良い」
「それってマーキング?弟に対抗してる?」
「…もういい。死ね!」
股間を膝で蹴ろうとする
「ごめんごめん。お腹いっぱいにしてあげるから。思う存分声を出してね」
ずちゅっ
ずちゅっ
「あっ!あうっ!ああっ!」
五条にすがり付き
抜き差しされるペニスの感触に喘ぐ
「ふっ!脹相の中気持ちいいね」
掠れた声で囁き頭を撫で
「脹相愛してる」
「あああっ!」
びくんっびくんっ
「あ…は…」
ひくひくと震える脹相の体内に精液を放つ
「んぅ…」
五条が唇を重ね
舌を侵入させると脹相は目を閉じ受入れ
がりっ
「っう!」
強く噛む
「食いちぎられなかっただけありがたいと思え。お前は精液を供給すれば良いだけだ」
「酷いなぁ」
「いいからさっさとやれ!でなければお前とこんなにくっついたりしない!」
頬を赤く染め
瞳を潤ませながらも睨み付ける
ぞくんっ
「君達は本当にそっくりだ」
兄弟揃って僕を本気にさせる
「どう?落ち着いた?」
「ああ。お陰さまで」
先程とは違い無表情に戻った脹相に
「ムード無いなあ」
五条は苦笑する
「精液の補給にムードもくそもあるか!」
「恋人同士ってもっと甘い囁きとかあるんじゃない?」
「死ね!」
「もう!受胎九相図ってそれが愛情表現?」
髪に触れようとするも
振り払い
「俺は弟たちの為に生きている弟以外に興味はない」
背を向ける
「悠仁同様いつか振り向かせてやるからね」
傑の物を絶対に奪って見せる
「僕を本気で惚れさせたんだから」
「俺は弟たちの為に生きている。お前達に協力している理由はそれだけだ。忘れるな」
あれ程警告したのに
「呪術界は虎杖悠仁を抹殺しようとした」
「そうか」
あいつらが先に約束を破った
「悠仁を傷つける奴は皆殺しだ!」
「そう…脹相!」
悠仁に呼ばれハッとする
「脹相大丈夫?何か宙を見てたし」
「ああ」
「ちゃんと聞いてた?君の可愛~い弟たちの回収だよ?」
からかうような真人に
「ああ。今お前の殺しかたを考えていた所だ」
睨み付ける
「脹相!」
「まあ聞いていなくもやる事は変わらない。真人と一緒に邪魔者を殺して弟の回収。君がやるのはそれだけだ」
「そうか。どさくさで真人もやって良いんだな」
「脹相!それはダメ!」
慌てて悠仁が止める
「忘れるな。俺は弟たちの為に生きている。弟達も俺のために生きている」
悠仁の肩を抱き
全員を睨む
「俺達を裏切るな」
「勿論!」
全ては弟の為に
「最高にイカれたお兄ちゃんだ」
続く
オマケ
じゅじゅさんぽ
脹相「パンダに何でパンダって名前なんだ?って聞いたら正道に聞けと言われた」
パンダ「本当に聞くとは思わなかった…」
正道「そうか。よくそこに気づいたな」
パンダ「え?名前にそんな重要な意味があんの?」
憂太「えええー?パンダ君て重要な秘密が!」
棘「しゃけ!おかか!」
真希「普通に見た目じゃね?」
正道「パンダの名前の由来は…パンダだからだ!」
憂太「へ…へぇー…(そのまんまの理由だ)」
棘「すじこ…(凄くがっかりした顔)」
パンダ「だろうな…」
真希「…当たり前すぎんだろ…」
脹相「パンダにそんな重要な秘密があったとは!」
憂太「脹相さん?」
真希「あいつ単純だからな」
正道「だがパンダはただのパンダじゃない!」
脹相「それは見れば分かる」
憂太「…分かるんだ…」
パンダ「憂太流石にそれは良い過ぎ」
真希「アホくせ…」
正道「その秘密は…」
脹相「あ、部屋に戻る時間だ」
さっさと引き上げる脹相
憂太「僕も五条先生に呼ばれて」
真希「私らも戻るか」
棘「しゃけしゃけ!」
パンダ「俺も行く」
正道「あの…パンダの秘密…教えられないって言おうと思ったのに」
じゅじゅさんぽ終わり
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