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21再犯の呪い 真人×悠仁
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「悠仁の事大好きだよ」
冷たい腕に抱きしめられた
死体のような感触なのに温もりを感じた
「宿儺の器とかじゃない。君自身を愛してる」
生まれたばかりだと言うこの呪霊はあっという間に愛を覚えた
「愛は憎しみより強い呪いだからね」
先生が教えてくれた
「ごめん。俺はお前を好きになれない」
酷く傷付いた顔をしたあいつに
「ごめん…」
もう一度呟いた
「苦い…胸が痛い…」
人間をもっと知りたいと思ったはずなのに
愛する人が出来たのに
その人は俺を無駄に苦しめる
「それは失恋てやつだよ」
楽しそうに笑うこの呪詛師はあの子に好かれているのに
「何で悠仁の事を受け入れてくれあげないの?」
「私はダメなんだよ。それに…」
「それに?」
「私にとってあの子は宿儺の器であり脹相を繋ぎ止めておく枷でしかない」
「じゃあ俺にくれても良いじゃん」
「あのねえ。一応大事な器なんだから君のおもちゃに出来るわけないだろ!」
ムッとした夏油に
「おもちゃじゃないよ。本当に好きなんだ」
「はいはい」
無理やり追い出された
「夏油君が手塩にかけて育てた大事な呪いの器を呪霊なんかに渡せる訳ないだろ」
「真人?真人大丈夫?」
廊下に出るとぼんやりと立ち尽くした真人が居て
「死んだか。大して惜しい呪霊じゃないが受肉の器だけは用意しておいて欲しかったな」
「脹相!そういうこと言わないの!」
「はっ!」
2人のやり取りに意識を取り戻す
「真人」
ほっとしたような表情の悠仁に笑いかける
「悠仁にフラれたショックでちょっと心臓が止まってた!」
「えっ!嘘!」
表情が強張る悠仁に
「うっそー!」
真人がからかうように笑う
「もう!本気にするだろ!」
「ごめんごめん」
「もしかして告白もからかったん?」
じとーと睨む悠仁に
「ううん、それは本気。俺悠仁の笑った顔好きだよ」
キスをしようとするも
「俺達にはやることがあるだろうが!」
脹相が間に入り頭突きを食らわせる
「あいったー!」
「遊んでないでさっさと案内しろ!」
「はぁ~い…」
「あれ?先生もおるん?」
「まあね」
私服姿の夏油の視線の先
「何で裸?」
裸の男が壁に貼り付けられていた
「おい!お前らなんなんだ!どうしてこんなことをするんだ!」
叫びまくる男の前に瓶を置く
「これってそのまま飲ませるん?」
瓶を振る悠仁に
「いや、中身を出してからだよ」
真人が代わりに受け取り中身を出す
「おい。俺の弟と器だ。大事に扱え」
脹相が不愉快そうに話しかける
「はいはい。てかこいつ俺の事見えてないけど大丈夫?」
「大丈夫。宿儺と違って受胎九相図は器を選ばない」
はい、あーんと男の口をこじ開け
ねじ込む
「………」
黙って見つめる悠仁の唇が震える
「悠仁、無理はしなくていい。お前はあそこに戻れ」
察した脹相が声をかけるも
「大丈夫。俺も呪いになるし、何より脹相の役に立ちたい」
「…無理はするなよ」
悠仁の肩を抱き
支える
「おごぉお…」
呻き声をあげ変貌する相手を見据える
「あ"ー…」
現れたのはどうみても呪霊で
「…失敗したん?」
「してない」
「あっ!賞味期限!」
「そんなものはない」
「ええー…」
どうみても人間にしか見えない脹相に対し
目の前にいるのは呪霊で
「初めてあったお兄ちゃんに照れているのか?」
「いや…あの~…」
2人を見比べる悠仁に
「ゆーじぃー!兄者~!」
相手から飛び込んできた
「血塗。やっと受肉出来たな」
「け…ちず?はじめまして」
「ゆーじぃー!俺もお前の兄者だぞ」
「そうなん?」
「そうだ。お前のお兄ちゃんだ」
「どちらかと言うと弟っぽい…じゃなくて!本当に兄弟?似てねー」
「悠仁、そういうのは本人を前に言うもんじゃないよ(確かに似てない)」
「父親が全員違うから」
「あ、そうなんだ(でもブラコンは兄弟だな)」
血塗を撫でていると
「じゃあ受肉のやり方は分かったね。次は実技をやってみようか」
「…えっ?」
「もうひとつの器は君がやりやすいように君と因縁のある人物だ」
瓶を胸に抱き
悠仁が不安そうにもうひとつの部屋に入る
「悠仁、無理はするな」
念を押すように脹相が言い
「ゆーじ!ゆーじ!」
血塗が悠仁に寄り添う
「何か緊張…っ!こいつ…」
「ふざけるな!さっさと解放…ヒィッ!許してくれ!助けてくれーっ!」
怒りの形相だった全裸の男が悠仁の顔を見た瞬間悲鳴をあげる
「俺はずっと何もしてないじゃん…」
呟く悠仁に
「知り合いか?」
「ゆーじ?」
「こいつ…高専の黒スーツ。俺達の監視をしていた…」
「…覚えてない…」
「だよな…おい!あんた!」
「ひいいーっ!」
「あんた自分がやったことを覚えてるんだな」
怒りの表情を見せる悠仁
「ゆーじ?」
「何があった?」
「俺、こいつにずっと殴られてた」
「この化物が!」
高専預かりの時
服で見えない部分を殴られ続けた
「俺も夏油先生の共犯だから仕方ない」
自分に言い聞かせ
「抵抗できるならやってみろ。その時点でお前は死刑だ」
多分自分だけでなく脹相も同じように死刑になるだろう
それを理解し堪えていたが
「顔色が悪いな。検査するから脱げ」
家入硝子に見つかった
「いえ。…あの…その…」
傷を見せたくないのと
女性の前で脱ぐのは恥ずかしくて嫌だと躊躇ったが
「私なら良いでしょう?」
「ナナミン…」
ゴンッ
「あいたぁーっ!」
「さっさと脱ぎなさい。それとも見せたら不味いものでもありますか?」
「脹相には内緒にしてくれる?」
(兄弟揃って庇い合うとは…)
結局七海に発見され見張りは交代したが冷たい視線は変わらなかった
「脹相が殺す…心配するから黙ってたけど…あんたの事も正直恨んでる」
瓶から壊相を取り出す
「あんたらがこんな俺を求めたんだ」
「あがっ!」
男の顎を掴み
押し込もうとするも
手が震える
(何でこんな時に手が震えるんだよ!)
顎を掴む腕に力が入り
「うごぉおお…」
男が涙を流す
「…っ!」
(さっさとしろ!脹相の弟を受肉させるんだろ!)
汗が滲み
噛み締めた唇から血が滲む
「ぅ…」
男と目が合い
悠仁は涙を滲ませる
「もういい」
目を瞑る悠仁の腕を誰かが握る
「もういい悠仁。後はお兄ちゃん達に任せろ」
「そうだぞゆーじ。兄者と俺に任せろ」
腕には血塗がしがみついていて
「ふぅーっ!ふぅーっ!」
悠仁は息も荒く涙を滲ませる悠仁を脹相が抱きしめる
「もう大丈夫だから。辛かったな」
「脹相!」
名を呼ぶ夏油に
「うるさい。死ね」
脹相は言い放つ
「まあ仕方ないね。悠仁は優しいから」
悠仁から壊相を受け取り
男に飲み込ませようとするが
「そいつは器に向いてない」
脹相が真人の腕を掴む
「えーっ?せっかく捕まえたのに!」
「向いてないのは仕方ない」
ゴキッ
「今ゴキッって!何か変な音がした!」
見れば真人の腕が折れて変形しており
「俺なら大丈夫だ。真人も問題ない」
「真人が大丈夫で無いでしょうが!」
「お兄ちゃんが大丈夫だと言えば間違いない」
「ええー…俺の意思は無視?」
「呪霊なんだからそれくらいどうってこと無いだろう?」
冷たく言い放ち
男に向き直る
「弟がずいぶんと世話になったな」
頬を掴み
力を込める
「あががが…」
血を飲ませようとしたが
「待って」
「真人!」
真人が止める
「はぁっ!はぁっ!」
荒く息を吐く男を見下ろし
ブルブルと震える悠仁を一瞥し
「それ俺が貰っていい?」
にこりと笑う
「良いけど…」
俯いた悠仁が呟き
「良くない」
夏油が怒る
「君達ねえ!人間を捕まえるのにどれだけ苦労したと思うんだ」
「良いだろ別に。誰も要らないなら俺の玩具にする」
「俺の弟の器に相応しくないし、真人が欲しがっている。それのどこに問題が?」
2人の物言いに夏油は一瞬ムッとした表情を見せるが
悠仁を見て
「まあこの2人の性格からこうなるのは分かっていたけどね」
別室に行くと
また同じような格好の男がいて
「料理番組でここに完成品があります的な感じ?」
「まあそんな感じ?」
「こいつは2人共知り合いとかじゃ無いよね?」
念のために真人が聞く
「知らない人だ」
「俺も…多分…」
「じゃあいいね。あーんして」
再度男の口内にねじ込み
男の様相が変わる
「もう驚かねぇ…何が出ても驚かない…」
血塗を撫でながら悠仁は呟く
「そんなに気張らなくても…(何が出るか分からないけど)」
「兄さん、血塗、そして悠仁。やっと会えた」
「ええええええーっ?」
フワァーオ
謎のフェロモンと共に現れた
「何かいかがわしいおっさんが出た!」
「コラコラ、お兄さんに対して失礼だよ(確かに一緒に歩きたくない)」
「何で長男が普通なのに他の2人がこんなんなん?」
「さあ、親に聞いてくれ」
無表情のまま答える脹相に
「脹相ってたまに面白いな」
「俺は本気だ」
「これで兄弟が4人になったな」
「残りの兄弟も探し出さないと…悠仁?どうしたんだい?」
椅子に座った脹相達が一斉に悠仁を見る
「ゆーじ?どうした?俺の膝の上に座りたいのか?」
血塗が自分の足をポンポンと叩く
「何だ。お兄ちゃんに甘えたいのか」
「甘えん坊だね」
「違うって!先生に呼ばれたからそっちに行くだけ。脹相も兄弟水入らずでいろよ。折角集まったんだし」
否定し
夏油の部屋に行った
「兄さん、悠仁は私達が嫌いなのかな?」
「それはない。悠仁は俺達の弟だ。寂しがりなのに意地を張る」
「………」
こんこん
「先生」
ドアを開けると
「あ、夏油なら誰かに呼ばれたって出掛けたよ」
不気味な色のソファーに座った真人が居た
「そうなん?じゃあ自分の部屋に戻るわ」
出ていこうとするも
「お兄さん達と一緒にいなくて良いの?」
「…別に。兄弟水入らずで過ごすのに俺は邪魔だから」
「ゆーじっ!」
悠仁の肩に腕を回す
「なーんでそうやって我慢ばっかりするかな!」
「我慢じゃねーし。俺は脹相の弟じゃねえ」
真人の腕を外そうとするも
「俺は我慢しない」
真人はガッチリと悠仁を固定し
「うわっ!」
ソファーに突き飛ばす
ぐにっ
「ひっ!」
ソファーの肉々しい感触に立とうとするも
ぎちっ
「え?」
ソファーから腕が出て悠仁の
腕を掴む
「ちょっ!真人!これ!」
「俺が読んだ本に椅子のなかに人が入り込んで沢山の人は座っていった経験を綴ったものがあったんだ」
「それで?」
「俺も興味をもってね。人間椅子。座り心地はどう?」
「どうって…キモい…」
グニャリとした感触に
ほんのりとした温もり
「ぐぅ…」
びくぅっ
耳そばで不意に漏れた声に
「ぎゃあっ!」
悠仁は悲鳴を上げる
「何か声がした!」
「そりゃそうだよ。人間だもの」
悠仁の前で上着を脱ぐ真人に
「ちょお!俺は先生以外としたくない!」
真人の目的が分かり
身動ぎするも
悠仁の腕を掴む力が緩む気配もなく
「悠仁の事大好きだよ」
「真人!だったらこんなの止めろ!」
悠仁のズボンを下着毎ずり下ろす
「真人!」
「俺も好きだから君のいやがることはしないで我慢してた」
「やっ!」
膝を閉じようとしたが
肉の塊が悠仁の足首を包み
開脚させる
「やだっ!真人!」
「でも俺は呪霊だから」
悠仁の太股に歯を立てる
「人から生まれた呪いらしく欲しいものは我慢しないし、欲望も満たす」
「やっ!ああーっ!」
ぐちゅっ
ぐちゅっ
「あっ!ああっ!」
真人の指が悠仁のアヌスを抜き差しすると
悠仁は腰を揺らし
声を上げる
「凄く暖かくて気持ち良い」
「あひっ!ああっ!あっ!」
拒絶を口にしていた唇からは艶めいたあえぎ声が漏れ
ペニスは立ち上がり
先走りで濡れる
「はあっ!はぁっ!」
涙を潤ませ
震える唇に真人が唇を重ねる
「んんぅ…んっ!」
「悠仁大好き。大好き!」
一旦唇を離し愛を囁くと
「うぅ…」
また唇を塞ぎ
舌を侵入させると
悠仁は涙を流す
「んんぅ!んっ!んぐぅ!」
ちゅぷ
ちゅく
「は…ぁ…ん」
その間もずっとアヌスには指が挿入され
かき乱される
「はぁ…悠仁大好き」
「…ぃや…お前なんか嫌いだぁ」
涙の止まらない悠仁に
「ごめんね」
ぐっ
「いや…あ…」
自身のペニスを押し付ける
「悠仁大好き」
ずっ
「いやだぁーっ!先生っ!ちょ…うぐっ!」
叫ぼうとした悠仁の口を塞ぎ
ずんっ
「ん"ーっ!」
ペニスを挿入する
「やっぱり気持ちいい…」
頬を紅潮させ腰を揺らす
「ん"っ!ん"っ!」
ビクビクと震える下腹部を押さえ
「分かる?俺のが悠仁のここまで入ってる」
撫でる
「んぁ…や…あぐぅっ!」
ずっ
「あっ!」
体内を擦るペニスに声が上がる
「気持ちいいんだ」
「ち…ちが」
首を振りペニスを抜こうと腰を引くも
ずちゅっ
「あっ!あひっ!」
前立腺を擦り
びくぅっ
背をそらし
精液を放つ
「あ…ぁ…」
涙を新たに溢れさせる悠仁に
「可愛い…大好き」
「や…ぁ…」
真人がキスをする
ずちゅっ
ずちゅっ
「あ"んんっ!あ"ーっ!」
激しく揺さぶられ
快楽を引きずり出される
「はっ!悠仁!悠仁!」
「あんっ!あっ!ああっ!」
自らも腰を揺らし
真人を受け入れる
「はっ!悠仁大好き!」
舌をだす真人に
「あ…真人ぉ…」
悠仁も舌をだし
受け入れようとするも
「真人!悠仁に手を出すなといった筈だ!」
「ひぅ…先生…」
いつの間にか夏油が居て
「あはっ!見つかったか」
真人は悪びれた風でもなく
ずちゅっ
「あっ!あっ!」
悠仁を穿つ
「真人!悠仁から離れろ!」
夏油が怒鳴るも
「夏油。俺は呪いだよ?止める訳ないじゃん」
「いやっ!先生!先生!やあ'ーっ!」
夏油の名を呼ぶ悠仁に覆い被さり
腰を揺らし
ぶしゅっ
「あっ!あがぁ…」
悠仁の奥に大量の精液を注いだ
「大好き…悠仁」
「真人…絶対に許さない」
真人が満足し
漸く解放された悠仁を抱きしめ
夏油が睨む
「良いよ。夏油にも悠仁にも許されようとは思わない」
悠仁の髪に触れようとするも
「この子に触るな!」
いつになく厳しい眼差しの夏油が睨む
「悠仁」
びくぅっ
名を呼ばれた悠仁の肩が跳ねる
「俺は悠仁が大好きだよ。夏油よりも俺の方が悠仁を好きだ」
「…俺はお前なんか一生好きにならない…大っ嫌いだ」
震える声で答える悠仁に
「良いよ。もっと憎んで、殺したくなる位憎んでよ」
そうなるために
「そのためならいくらでも犯してあげるから」
「うるさい!」
「真人…もう出ていってくれないか。今日はもうこの子に関わるな。それを持って出ていけ」
「はぁーい」
悠仁の側を歩んでいく肉の塊はすれ違いざまに
「ぁ…オマエノセイダ…バケモノ…」
呟いた
「どっちがだよ…バケモノ…」
「ふぅ…悠仁…すまない」
真人が出たあとも夏油がずっと悠仁の頭を撫でる
「私が出掛けていた隙に本当にすまない」
「…別に先生のせいじゃないし…眠い…」
体内の精液は掻き出されたものの
体は体液で汚れているも
体のだるさと疲労で
「少し寝かせて」
「そうだね。このまま休みなさい」
夏油の腕の中で眠りについた
「悠仁。すまなかった」
そっと呟く
「呪霊なんかに触れさせて…本当にすまない」
規則正しい寝息を立てる悠仁を撫でる
「私の物に手を出した代償は大きいよ真人」
翌日
「悠仁」
「脹相、おはよ。昨日はゆっくり話せた?」
「ああ。これからの事も話した。お前にも説明…」
悠仁に話していた脹相が口をつぐむ
「どしたん?…真人…」
脹相の視線の先にいた真人を見た悠仁の表情が変わる
「なんの話をしてたの?」
興味津々の真人に
「お前には関係無い」
脹相が素っ気なく答える
「てっきり昨日の事かと思った」
ビクッ
「昨日?お前が貰っていった玩具か?興味はない」
「そういえばあいつ!どうなった?」
聞いても答えは分かっているが
「昨日の人間椅子だよ。座り心地があまり良くないし、悠仁も気に入らなかったみたいだし…」
「殺した?」
「勝手に死んだ!悠仁の事バケモノ何て言うからもっと苦しめてやろうと思ったのに」
頬を膨らませる真人に
「お前も俺を苦しめてるくせに!」
悠仁が拳を握りしめる
「逆だよ。悠仁が俺を苦しめてるんだ」
歪んだ笑顔を見せる
「俺は大好きな悠仁の為に悠仁を苦しめてる物を取り除いた。悠仁に笑って欲しいから。昨日のはさすがにやり過ぎたとは思ってる夏油にも怒られ…」
ごきっ
鈍い音を立てて悠仁の拳が真人の頬に当たる
「お前の事今でも恩人だと思ってるし感謝もしてるけど…絶対に…死んでも許さない!」
そのまま脹相の手をとり部屋に入る
「やっぱり怒るよなー」
頭をかいていると
ぬるっ
鼻の下に違和感があった
『真人、鼻から血が出ています』
花御に指摘され
鼻の下を拭うと手は赤く染まり
「さっき悠仁に殴られて…これが悠仁の能力か…」
宿儺の魂と肉体を共有でき
しかもコントロール出来る
そして呪霊の魂にも影響を与える
「ふ…ふふ…」
『真人?』
「あっはっはっははぁー!」
いきなり笑い出す
『どうしました?』
「凄い凄い!やっぱり悠仁は凄いよ花御!」
『はあ…』
「益々欲しくなった!」
あの人間への執着が強くなる
「俺は絶対悠仁を手に入れる」
呪いらしく人間らしく
「俺だけを見てよ」
例え死ぬことになっても
「大好きだよ悠仁」
続く
オマケじゅじゅさんぽ
2日前
悠仁「おーよーすよす!陀艮は可愛いな!」
ナデナデ
陀艮「ぶーっ!(怒)」
花御『悠仁!陀艮は玩具ではないと何度言ったら(怒)』
悠仁「ごめんなさい」
現在
悠仁「血塗よーすよす!」
ナデナデ
血塗「ゆーじは俺が好きだな~!」
脹相「お兄ちゃんに遊んで貰ってよかったな」
悠仁「何かジャストフィットなんだよな(どちらかと言うと俺の方が遊んであげてるんだけど)」
物陰からひっそりと覗く陀艮
花御『良かったですね。これで悠仁もあなたで遊ばなくなりました』
陀艮「………(しょぼん)」
悠仁「陀艮、ハナミンどしたん?」
花御『殺しますよ』
陀艮「ぶーっ!」
鳴き声(?)を上げ悠仁にしがみつく
悠仁「陀艮どしたん?寂しかったとか?」
陀艮「ぶーっ!」
花御『あなたは人間なんだから、陀艮の気持ちを察してあげなさい。殺しますよ』
悠仁「察しないと殺すんかい!…まあいいや。陀艮、ごめんなー!よーすよす」
陀艮「ぶふーん」
ふんすと鼻を鳴らし
ちらっ
真人「ふーん…そういう事するわけね」
物陰からひっそりと
壊相と真人が覗く
壊相「悠仁!私もナデナデしていいですよ!」
後に続けと
壊相も寄るが
悠仁「いや、兄貴にしてもらったら?」
悠仁は引いた
真人「俺も!」
悠仁「……死ねば?」
じゅじゅさんぽ終わり
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