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26最悔の呪い
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「ケヒッ!小僧貴様これからどうする?」
酷く楽しそうな宿儺の声
「どうもこうもないよ。俺は先生のところに戻るだけだから」
「あいつは貴様のことを恨んでいるかもしれんな」
「わかってるよ」
何よりも弟達を大切にしている脹相だから
「あいつが顔も見たくないって言うなら俺は先生の側かハナミンと過ごす」
それだけの事をした
「あなたは普通の学生生活を送っていると思ってました」
ニュースで流れた死亡記事
「私達もショックだったけど美々子と菜々子が凄く泣いちゃって」
「そっか。あいつら優しいな」
「高専を信じたから傑ちゃんはあなたをあちらに渡したのにね」
ラルゥのため息に
「先生もお人好しだな」
クスリと笑う
「俺はまだ未成年だから保護者になれる人なら誰でも良かったし、先生の事もそんなに好きって訳じゃなかったよ」
「悠仁ちゃん…」
「普通さ、腹に変なもん仕込む人を信用できる?しかも胡散臭い格好で」
「胡散臭いは余計です」
「ははっ、ごめん。今の夏油先生に付いてるのも高専対策だから…」
先生の大切な家族を守るためにも
「宿儺の指を集め終わったら皆の前から消えるから」
これ以上失いたくない
「何か勘違いしてるようだけど…」
「私達は家族を見捨てない」
「俺はあんた達の家族じゃないよ。先生の生徒だし」
「傑ちゃんはあなたと脹相ちゃんを新しい家族として紹介してくれたから」
「夏油様の遺志を継ぐ家族として私達はいつでもあなた方を歓迎する」
「うん…ありがとう」
ラルゥが悠仁の肩をそっと抱き
「またあんたの料理食べさせなさいよ」
きぃっ
「私達が送れるのはここまで。後は迎えが来るから」
「うん。2人ともありがとう」
車のドアを開ける悠仁に
「あの傑ちゃんの体を使っている奴に気を許しちゃダメよ」
「ラルゥ?」
「良いわね!あの男は何か嫌な予感がする」
「う…うん」
そのまま車は走り去り
「悠仁、迎えに来たよ」
「先生」
夏油が現れた
「やっほー恵。生きてる?」
「…新田さんにアホほど怒られてメンタル死にかけです」
ハアとため息を吐き
「ついでに五条先生の笑顔にムカつきます」
うっとおしそうに見やる
「酷いな~!グレートティーチャーに向かって」
「…聞きたいのは虎杖の事ですか?」
「まあね。悠仁とまた会ったんだろ?」
「ええまあ…先生の事クソって言ってました。あんた何やらかしたんですか?」
「んー?告白」
「(絶対嘘だ)それ以上の事をしたんでしょう?もう虎杖の事は諦めた方が良いんじゃないですか?」
「今のグレた悠仁になった原因は僕達にある。傑だけの責任じゃない」
「クソな大人の影響だけじゃないでしょう?」
そこまで振り回されているようには見えなかった
「ただの突撃系のバカでしょ?」
「バカって酷い言い方だね。まあバカな方が都合良いんだけどね」
愛してると言う言葉だけであんなにも動揺し
敵にも身を委ねる
「傑が居ない今、あの子を守って愛してやれるのは僕だけだ」
「ショタコン…」
伏黒は敵ながら悠仁が哀れに感じた
(まさか乙骨先輩も告白してねーよな…)
「先生、わざわざ迎えに来てくれたん?」
悠仁の肩に腕を回す
「生徒とは言え高専と接触したし、お兄さん達も亡くなってしまったからね」
夏油の笑顔に
違和感が生じる
「怒らんの?あの2人つえーし」
「君が無事なら良いんだ。乙骨憂太と接触したら仕方がない。まあ脹相には気の毒だった」
「…脹相は?」
「自分の部屋に居る。余程ショックなんだろうね」
「そっか…まあ実の弟達が死んだんだしな」
「君も彼の弟だ。君の事も心配している」
行ってみるかい?
と聞かれるも
「良い。あいつに合わせる顔がない」
ドアをノックし開くと浜辺があり
「そう言えば先生の家族に会ったよ。皆元気だって」
家族の話を振るも
「それは夏油君の家族だ。私の家族じゃない。そして彼らとは利害の一致で動いているだけだ」
「…そう」
家族への対応の違いに俯く
「それより先生いつまで俺の肩に腕乗せとるん?」
「うん?あの性欲まみれの猿共から君を守るためさ」
浜辺から部屋に向かう廊下へと出ると
「「悠仁!」」
重面と真人が駆け寄る
「ぅわあ…」
思わず夏油の後ろに隠れる
「なんだよ夏油!悠仁を1人じめすんなよ!」
「悠仁は君達の玩具じゃないと何度言ったら…」
頭を抱えた夏油に
「俺は純粋に悠仁が心配なんだよ。お兄さんが亡くなったし」
真人が釈明し
「あー、俺も俺も。悠仁がへこんでたら可哀想だし。慰めようと思って」
重面も乗る
「嘘吐け!お前ら全然信用出来ねーんだよ!」
「俺別に悠仁のそばに居てあげたいだけなんだよ。脹相も部屋に籠ったし。何もしないって約束する」
「あー、そうそう!俺も俺も!」
「もーお前黙れよ!」
「どうせ落ち込んだ悠仁につけ込む気だろ!」
「好きな子の為に出来ることをしたいって人間なら普通だろ」
「俺はお前ら何か大っ嫌いだよ!」
吐き捨て
自分の部屋に戻った
「ったく!何で邪魔するかな!悠仁に完全に嫌われたじゃないか!」
「知らねーよ。俺は悠仁とヤりたいのに。そっちこそ邪魔すんな!」
睨み合う2人に
「いい加減にしろ!自分達の役目を果たせ!君達の価値はそれだけだ」
夏油が厳しい言葉を浴びせ悠仁の部屋に入っていく
「…ムカつく」
「かっちーん!」
「先生言い方」
苦笑する悠仁の隣に座り抱き寄せ
頭を撫でる
「良いんだよ。彼らとは利害の一致で行動しているだけだ」
「俺達との関係もだね」
「ああ。偽る気はない。だが、契約通り君を守る」
キスをしようと迫るも
悠仁は押し退ける
「悠仁?」
「ごめん。今日はそんな気分じゃない」
夏油から離れようとするも
「悪いが君の気分は関係ない」
押し退けようとする悠仁の手首を掴む
「これもまた君が望んだ事だ」
「…ぅん…」
触れてくる指を受け入れるも
「キスはせんで」
「まあ、良いけど」
「ついでにあんたの顔も見たくない」
「随分嫌われたもんだね。夏油君も。彼らに何か吹き込まれた?」
「吹き込まれたって言い方!夏油先生の顔が見たくないないだけ…」
「ふうん、まあ良いや」
特に気分を害した訳でもなく
夏油の腕が後ろから抱きしめ腹部撫でる
「君も夏油君に呪霊を仕込まれたんだよね」
「うん。あんたと同じクズだった」
「ははっ!ここ…」
服越しに撫で
押す
「何?」
「ここ。呪霊がいた場所」
強めに撫でる
「んっ!」
「ここに呪霊が蠢いていたんだ」
「は…」
円を描くように掌で撫でられる
「先生…変なプレイ止めて…」
夏油先生の手を押さえるも
「私はただ撫でているだけだよ」
「ふ…ぁ…」
熱い吐息を漏らし
膝を擦る
「せんせ…も…止め…」
「私は撫でてただけなのに感じるんだ」
「うるさ…あっ!」
びくりと震える悠仁に
「前がきつい?」
夏油が悠仁のズボンを下ろし下着をずらすと
悠仁のペニスが跳ねる
「元気だね」
クスリと笑う
「も…良いから…自分でどうにかする」
前を押さえ
部屋を出ようとするも
「ここでしなさい」
夏油が冷たく言い放つ
「嫌だ」
「君の意見は却下だ」
腕を掴み
後ろから抱きしめる
「そんな可愛い顔で廊下に出たら彼らに襲われるよ」
そのままペニスに指を這わせる
「ひっ!」
びくりと震える悠仁を慰めるように悠仁の頬を舐める
「君の心のケアも私の仕事だ。生徒が落ち込んだら慰める」
「あんたイジワルばっかじゃん」
夏油の腕を掴み引き離すも
「イジワルとは心外な。可愛がってるよ」
くちゅっ
「あっ!」
亀頭を包み指で先端を撫でる
「やっ!」
「ぬるぬるだ」
くちゅっ
くちゅっ
「んゃあ…あ」
執拗に尿道を擦られる
「あ…は…」
悠仁の抵抗が弱くなり
腰が揺れる
「こっちも欲しいんだ」
アヌスをなぞり
軽くつつく
「ぃ…や…」
首を振る悠仁に
「こういうことは我慢しなくて良い。君はまだ子供なんだから」
ペニスを擦り
アヌスに指を潜り込ませる
「んああああっ!ああっ!」
前と後ろの強い刺激に
悠仁は声を押さえきれず
悲鳴をあげる
「あんんっ!あっ!あっ!」
ぐちゅっ
ぐちゅ
「あ…やぁ…」
喉を反らしペニスから精液を放つと同時に
「悠仁、少し良いか?」
「はひ…ぁ…」
「やあ、脹相。落ち着いたかい?」
脹相が入ってきた
「壊相…血塗…」
2人が座っていた椅子をなぞる
「仇はお兄ちゃんが討ってやるからな」
呟きテーブルを見る
「そうだな」
テーブルに置かれたままの物を手に取る
「悠仁のそばにいるのもお兄ちゃんの役割だ」
部屋をノックしドアを開けると
「やあ、脹相。落ち着いたかい?」
悠仁を後ろから羽交い締めにした夏油が笑いかけた
「夏油…お前死にたいのか?」
涙と涎を流す悠仁の痴態に脹相が掌に血を溜める
「誤解だよ。私は悠仁を慰めていただけだ」
「それは俺の役目だ」
夏油の首に手を掛ける
「悠仁は君に合わせる顔がないと私のところに来たんだ」
「……」
顔を逸らす悠仁に
「高専生の事か?あれは運が悪かったとしか言いようがない。乙骨以外の奴の実力も想定外だった」
悠仁の頬を撫でる
「俺の弟達は全員回収する事には代わりない。それに2人の仇が増えただけだ」
ぎりりと歯を鳴らす
「あいつらは俺が殺す!良いな!」
「彼らを殺すのは不本意なんだが」
苦笑しながらも悠仁の股間を弄るのは止めず
「んっ!ん!」
悠仁は顔を赤らめ
股間を弄る手を押さえる
「その前にお前だな」
夏油の首に指を掛け力を込める
「俺の目の前で弟を強姦とは良い度胸だな」
力を込める
「私はそんな事はしない。悠仁も本気で嫌なら逃げるだろう?」
「…ぅん…これ…契約…」
悠仁も夏油を庇う
「こんな時まで縛りか」
眉間にシワを寄せる
「…ごめん…」
「お前のせいじゃない」
頭を撫で
額にキスをする
「私の顔も見たくないということだからね」
ぐいっ
「うあっ!」
悠仁を後ろから抱き上げ自分に寄りかからせる
「これが縛りなのを理解したなら邪魔はしないでくれ」
ずっ
「ひんんっ!」
悠仁のアヌスにペニスを挿入する
「…ぁ…せんせ…」
唇を噛みしめ
ペニスを受け入れる
「脹相、話なら明日で良いだろう?悠仁の相手をしたいんだ」
軽く腰を揺らすと悠仁はシーツを握りしめ
夏油のペニスを受け入れる
「分かった」
ブルブルと震える悠仁に触れ
慰めるように頬に唇を押し当てる
「俺も一緒に居る。お前の邪魔はしない」
「悠仁の緊張が解れるなら」
悠仁に笑いかけ
唇を重ねる
「んぅ…」
(脹相の舌だ)
浸入してくる舌を受け入れる
ちゅぷ
ちゅ
「んく…ぅ…ん」
(脹相の舌気持ち良い)
脹相の指に自分の指を絡める
「ん…」
脹相も応え
深く口付けする
「んぁ…は…」
「悠仁、緊張はほどけた?」
「ん…」
コクりと頷く悠仁に笑い
「流石だねお兄ちゃん」
「うるさい。悠仁を緊張させたお前が悪い」
夏油の顔を押し退け
悠仁の耳に舌を這わせる
「んあっ!あっ!あっ!」
空いた手は胸を撫でる
ちゅぷっ
くちゅっ
くちゅっ
「あんっ!ああっ!」
体内のペニスを締め付ける
「はっ!悠仁締めすぎ」
夏油も後ろから悠仁のペニスを握り
擦りながら腰を揺らす
「ひうっ!ああっ!や…」
同時に刺激を与えられ
悠仁の口から涎が流れ落ち
「やだっ!イくっ!イぐぅっ!」
射精を訴える
「夏油、手をどけろ」
脹相が夏油の手を叩き
悠仁のペニスをくわえこむ
「好きだねえ」
「やだあああーっ!」
ペニスを包む湿った温かい感触に
悠仁は首を降り腰を引くも
夏油が阻み
ずんっ
「ひぐっ!」
逆に突き上げられ
脹相の口内に射精する
「あぁ…」
ヒクヒクと震える唇に舌を這わせ
「気持ち良いか?」
萎えたペニスに指を掛ける
「あっ!まだ触られたらぁ…」
ずっ
「ひんんっ!」
更に突き上げられる
「お兄さんだけでなく私にも集中しなさい」
耳そばで囁き
「あっ!あうっ!ああっ!」
ずちゅっ
ずちゅっ
「あくっ!ああっ!」
ペニスで突かれ
脹相の愛撫に翻弄され
「やだっ!またイくっ!イくーっ!」
「一緒にイこうか」
耳そばで囁かれ
「あああっ!」
脹相の手の中に射精すると
「くっ!」
「んんんっ!」
悠仁の体内に精液を注いだ
「ふぅ…」
悠仁からペニスを抜き
一息つく
「はぁ…はぁ」
息を吐き
悠仁は脹相にもたれかかり
脹相も悠仁の背中を撫でる
「そこまで嫌わなくても」
相変わらず笑顔のままの夏油に
「お前が無理矢理にするからだろう?それより終わったなら出ていけ。俺は悠仁に用事がある」
「何で?後ろめたい事が無いなら私がいても特に問題がない筈だ」
「…ちっ!」
「…俺は今日は先生の顔を見たくない」
脹相の胸に顔を埋める
「色々とありすぎて…ごめん…」
悠仁の元気のない声に
「分かったよ。じゃあまた明日」
「うん…」
パタン
「ごめん」
夏油が出た後
脹相から離れる
「脹相が一番辛いよな」
背を向ける悠仁に
「別に。今はお前も居る」
クッキーの入った袋を握らせる
「壊相からだ。皆で茶を飲む時にお前と食べようと思っていたものだ」
「悠仁、一緒に食事をしよう」
「ゆーじ、俺達もお前の兄者だ」
僅かな時間しか触れ合えなかった2人
「ただこれを渡したかった」
「温かい…」
「うん?」
「壊相と血塗もだけどあんたも温かい」
人間らしいぬくもり
「もっと話をすれば良かった。もっと一緒に過ごせば良かった」
袋を握りしめ涙を溢す
「悠仁」
悠仁の肩を抱き寄り添う
「乙骨を…釘崎を…伏黒を赦せない」
「悠仁…お前…」
「高専の奴ら絶対許さない」
怒りに震える悠仁を抱きしめ
「お前の気持ちはありがたいがそれはもう口にするな」
頭を撫で続ける
「冷静に行けと言った。呪術における戦いは呪力に左右される。怒りに呪力の無駄遣いをするな」
「こういう時まで先生してんの?」
思わず笑う
「ああ。これからお前はもっと厳しい戦いに参加させられる。冷静さを欠けばお前は死ぬ」
ドキンッ
「死ぬ…」
「だからこれからは誰も信用するな。夏油もだ」
「うん…あの人は夏油先生じゃない」
意地の悪さも偽りの優しさも同じなのに
「あいつは家族をないがしろにした」
「あいつは夏油じゃない。それを知っていて一緒にいただろう?」
「うん…でも夏油先生でいて欲しかった」
肩が震える
「夏油先生にまだいて欲しかった」
「悠仁、なるべく俺が側に居る。だから…」
全てを終わらせたら
「あいつの言う通りにする」
夏油を含む全員を殺す
「ケヒッ!賢明な判断だ」
「それまではあいつを偽るんだ」
偽りの男に偽りの愛を
続く
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