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❊ カナタ編
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「ふふ、じゃあ今日は一緒にいこうか?」
「良いのっ?カナタくん大好き~!」
派手な金髪をふわりとかきあげた女……リカと名乗った彼女は、僕をちらりと見てそう笑った。どれもこれもいつものこと。僕の仕事は、お客様を楽しませてお金を払わせる、ただそれだけ。
買い物に行きたいなら付き合うし、彼氏になった気持ちでデートをしろと言うならば同伴やアフターも厭わない。ただし、身体の関係だけは持たないと決めていた。
リカは僕を指名したばかりの新規のお客様だから、今日のアフターではきちんと念を押しておかなければならない。頭の中でそんな計算を組み立てつつ、僕は笑みを深めた。
「リカちゃん、そろそろ時間じゃない?大丈夫?」
「あっ、本当だ!……うぅん、でももう少しカナタくんとお喋りしたいし、今日はもうちょっとだけ呑もうかなぁ…」
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