アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
❊
-
「これと、これ!お願いします」
「おう。頼んだ」
近くにいたボーイに声を掛ければ、すぐに彼は遠ざかっていく。すり、と横に擦り寄ってきたユウカに目をやると、彼女は少し潤んだ瞳で俺を見上げてきた。
「あのね、相談乗ってほしいの」
「いいぜ、何だ?」
いつもの流れだろうと話を促すと。ユウカは泣きそうになりながら、俺の胸に顔を埋めてきた。そして少しの間のあと、ぽつりと呟く。
「……昨日彼氏に振られちゃった」
「それは……」
ホスト通いがバレたのかと思いつつ理由を聞くと、どうも相手はキャバクラ嬢にお金を注ぎ込むタイプだったらしい。キャバ嬢に貢ぎたいから別れたい、と申し出られたとのこと。
だがそれはユウカも条件は同じはずだった。不思議に思いながら聞いていると、ユウカは最後に一言呟いた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
10 / 32