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唇を重ねられて、その後に予定していた言葉は掻き消された。涙を堪えながら唇を閉じる。すると下半身の近くで、あの機械音がまた聞こえた。
「~~~っ!」
既に慣らされきった後ろにイツキの指が二本咥えさせられていて、僕は声にならない声をあげた。
何度か広げるように指が動かされた後、何かに気がついたようにあっさりと抜かれる。イツキは少し苦笑いしてバイブを手に取っていた。
「…慣らしてたなら話は早いな」
「ちょっと待って、イツキ」
「……待たないって」
少しだけ罪悪感のこもったその声色に、もう一押しかと声を上げかけたその瞬間だった。脳天まで突き抜けるような快感が走って、目の前のイツキの姿がぼやける。
あ、ああ、と身体の振動に合わせて声が漏れ出ては、部屋の空気に溶けていく。
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