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イツキにそう声をかけると同時に、ぷつ、と振動が止まった。突然身体にかかる負担が減ったためか、ぺたりと身体がベッドに沈む。
後ろに差し込まれたものは抜かれていないけれど、振動がないならただの玩具だ。気にするものでもない。振動から逃れようと暴れすぎたせいか少し緩んだ拘束紐から腕を抜いて、もぞもぞとイツキの方へ向かう。
僕の目を見て少し困った様な表情になったイツキに、思い切り抱き着いた。え、という驚愕したような声は無視して強く抱き締める。
「イツキ、ほんとバカ」
「……何がだよ」
「僕分かってるんだよ、イツキがそういうことできるタイプじゃないの」
そもそもお仕置きをすると言い出した辺りから様子が変な気はしていたのだ。だがイツキもそんなことをしたい時もあるだろうと特に気に留めなかった。
しかし決定打はその後、お仕置きと言いながら自分で手を出そうとしなかったことだ。普段のイツキなら、確実に自分で攻めてくるのに。
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