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惚れた晴れた 3-③
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下着はすぐ見つかったのか、俺を見ずにポイっと投げて寄越す
フルチンでいるのは流石に…
と、思い漢がくれたボクサーパンツをいそいそと履きながら続いて高校指定ジャージは可哀想か…とか、これは丈が長いか…とか真剣にズボンを探している漢を改めて見て思う
(ホンマよう気ぃ遣うやっちゃな~)
どうして女の子はこんなマジメ好きか分からん
俺の方がオモロいに決まってるのに…
「たくっ、無防備に、……くそ、舐め…いっぱい飲…イか……っ」
ブツブツ文句でも言いながらも結局は俺に合わせて、最後には必ず肩の力を抜いた優しい笑顔でこっちを向くのもいつもの事…
(そっか、あの笑顔やっ)
いつもマジメくさった顔しとるクセに、急に気ぃ許した笑顔見せて
そか、あれで女の子独り占めしとるんやな
まぁ、分からんでも……
あんな整った顔でこっちまで照れとうなる笑顔は男でも見て得した気分になるし
女の子やったらやっぱコロッと…
(滅べイケメン!!)
むしゃくしゃしてポッキー頬張ると少し落ち着いた
小腹が満たされると、今度は欠伸が出てくる
そして横を見れば、フンワリと暖かそうな布団が乗ったベッド
そうなると……
「漢、おやすみぃ~。明日2時限目からやから、朝起こさんでもエエからな~」
「ああ分かった、お休……」
ベッドに潜り込んで、モゾモゾと寝やすい位置を決めて目を閉じ、可愛い子とのエッチィ夢見る気満々の俺に……
「痛ッだぁああぬぉおおーー!」
突然、激痛がこめかみ辺りに襲い掛かった
「なに寝ようとしてるっ。人が一生懸命お前の履けるズボン探してるっつーのに!」
「アホっ、痛いっちゅーねんゲンコツでグリグリすんな。エエやろッ今日は9時に寝たい気分なんや。ガキんちょと年寄りさんとはもう寝てる時間やろ!」
「だから、そうじゃねぇ。はぁ~……お前、まさか泊まる気じゃねぇよな?」
「え、そやけど?」
そう当たり前の様に伝えたら、一段と鋭い顔付きに変わった漢に
追い出される
と、すぐさま脳が弾き出す
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