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ストーカーくんの恋 1-④
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今のネット社会ではどんな物でも手に入る
盗聴器しかり拘束用の手錠だったり睡眠薬、潤滑剤、そして色々なタイプの大人のオモチャだったりと。
(こ、この日をどんなに待ち望んだ事か)
興奮と高揚した気持ちで心臓が痛いぐらいだ
ドキドキとうるさい胸を抑え、建物の路地に身を潜め、前方にあるコンビニを盗み見る
(まだ出て来ない…)
盗聴器を使って、今日は彼以外のご家族は出掛けて帰って来ないのは分かっていた
そして、今日を逃せばしばらくはこんなチャンスは無いという事も。
バイトが終われば真っ直ぐ帰宅すると思ってはいたが、念には念をと、こうして彼がコンビニから出てくるのを待ち構えていた
2人っきりになって、ゆっくり話をしたい
僕がどんなに君を好きなのか知って欲しい
口下手だから上手く伝わらないのは百も承知だから、沢山買ったオモチャを使って、体に言い聞かせよう
でも、逃げられるかもしれない
だったら最初から睡眠薬を使って眠らせて、彼の部屋にあるベッドに縛り付けたほうがいい
逃げれないならお話しもいっぱい出来るし、彼に触れる
身体中舐めて、気持ちよさそうな顔をカメラに収めたい
男同士でも出来るやり方を調べたから、明日の朝まで僕ので何度もイくようにしてあげよう
(まずはバイトが終わった彼の背後から忍び寄って…ん?)
と、突然後ろから肩を叩かれた
「こんばんは」
「………え?ぐっ!!!」
と、次の瞬間
腹に穴が開いたと思うほどの
鈍痛と凄まじい圧
立っていられなくなり、膝から崩れ落ちる
「な、…な、」
目の前が黒い闇に侵食され始めた僕が今、見ている光景に
口を開こうにも言葉にならなく
そこで意識が途切れた
「あれ…僕…痛ッ……あ、あれ?」
夢………?
真っ先に飛び込んで来たのは、明かりのついた見慣れた僕の部屋で
さっきの出来事が、肥大化した妄想によって結果の…
「夢…?」
「では、ないですけどね」
「ッ、えッ!?ど、どうして…痛ッ!」
何がなんだか……
なんで僕はベッドに寝ているんだ?
それよりも今、僕を拘束しているこの手錠は僕が用意していた……
いやいや、それよりも
「なんで、君が……」
いつもの綺麗な笑顔をした彼が僕を見下ろしていた
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