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「正宗さんの、それ…」
「あぁ。
遥登がえっちだから勃った」
「……ほ、し…です」
喉の奥から絞り出した声は震えている。
寒さからではない。
強請るような目も、すべてが期待で媚びていた。
全身で長岡が欲しいと伝えてしまっている。
「遥登もちんこあんだろ。
ほら、これ」
長岡の手が勃起した陰茎の頭を搔いた。
たったそれだけの刺激なのに嬉しい。
気持ちが良い。
「ぁっ」
「こんな大きいのあるだろ?」
「そ…、意味じゃ……」
「じゃあ、どんな意味だ?
ん?」
なんで、こんな意地悪……
あんまり腰を揺らしては、車体まで動いてしまう。
暗闇でも揺れているのが確認出来れば、人が寄ってくる可能性が高まる。
なのに、止められない。
我が儘な身体だ。
「正宗さんの、…………おっきい…ちんこ……、…ケツ……あ、アナルに、いれてくださ…」
「アナルに俺のちんこ入れて欲しいんだ」
「……は、い」
「おっきいのに?」
「……おっきいの、好き…です…」
ククッと笑われてしまったが、本当だ。
おっきいのが身体の内側をミチミチに満たしてくれるのが好き。
結腸まで埋められて少し苦しいのも好き。
埋まっているだけでも気持ち良いトコロに当たっているのに、更にそれでグリグリされるのも好き。
思い出す陰茎の圧迫感に先走りが滲む。
色の濃くなったソコをまた搔かれたら。
いやらしい妄想が溢れ出る。
手に押し当てる腰を止めずただ強請る姿は、長岡の目にどう写っているのだろう。
せめて、恥ずかしい奴だとは思われたくない。
いやらしい奴だと思われる方がずっとマシだ。
そう思えるのに、身体は素直に動いてしまう。
「カーセックスしてぇんだ」
「……して、くれますか…」
「ん、する」
長岡の手がぎゅっと陰茎を握った。
漸く長岡の意思が伝わってくる動きにかわり、三条の腰の動きがまた一層恥ずかしいものへとかわっていった。
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