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とろとろに解れたアナルの肉が纏わり付いてくる。
ねっとりと吸い付き、もう離さないとばかりの反応が嬉しい。
先ほど待てを与えてしまったので尚更だろう。
だが、嬉しいのは自分だけではいけない。
こわいかと思い顔を伺うが、それよりも快感を感じているようだ。
良かった。
折角の会瀬、2人で楽しまなければ勿体ない。
「寄り掛かるか」
「……さ、きの」
「さっきの?」
「……ん、ん」
首を振ってもなかった事にはならない。
「あぁ、ロールスロイスか?
乱暴にされんの好きだもんな」
図星だ。
三条は分かりやすい。
今度はマフラーを引き上げ顔を隠した。
照れると隠れるのは三条の癖だ。
「両手、後ろにやれよ。
ローターなくなって寂しいだろ。
思いっきり突いてやる」
「え、……あ……」
コートごと細い手首を掴んだだけで、三条はキョドる。
嬉しい癖にこの反応だ。
初で可愛い。
本当に可愛い。
食べてしまいたい。
肉付きは悪いが真っ赤になった耳だって美味そうだ。
それくらい愛おしい気持ちが溢れてくる。
「ほら、これだろ…っ」
それを教え込むようにグッと腰を突き上げた。
「…ひ…っ」
「舌噛むなよ…」
「あっ、……ん、ン゛っ」
腕を引きながら腰を上げる。
されるがままの三条は身体を跳ねさせながら、その身で快感を受けている。
可愛い。
可愛い。
たまらない気持ちが溢れては、腰を押し付ける。
押し付けては腕を引き、何度もそれを繰り返す。
車体が揺れないように、と考えられたのは最初だけ。
どんどん掠れていく声に釣られて腰の動きが止まらない。
それにしても、ロールスロイスみたいな一方的な行為が気に入るなんて流石マゾヒストだなと感心してしまう。
こんな一方的で恥ずかしい格好で犯されたいだなんて。
最高の恋人だ。
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