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カリカリと掻いていた動きを変え、下着の上から握るように擦る。
いつ触れても大きくてエグいサイズだ。
こうして下着越しだと、ボトムス越しより熱や大きさがよりハッキリ手に伝わってくる。
ゴムをしていないのもなんだか嬉しい。
「記憶力の無駄遣いしてんな…」
「そうですか?
役に立てて嬉しいです」
つまりは気持ち良いということだ。
この頭が役に立てて嬉しい。
ゴシゴシと擦ってくと下着にシミが出来てきた。
気持ち良いから大丈夫だと手の動きを続ける。
暫くそうしていると、今度はシートに深く沈み此方を見てくる。
男の目だ。
ちゃんと発情してくれている。
少し自信がつくようだ。
「楽しそうな顔しやがって。
遥登はそういう癖もあんのかよ」
「正宗さんのサディズムが移ったのもしれません」
「へぇ?」
なんとなく上着で手を脱ぐってから、もう片手で玉を揉む。
気持ち良いところは全部触れたい。
乳首もしたいが、長岡はあまり感じないらしい。
あんなに気持ち良いのに。
でも、シャツの上に浮くと嫌だからあまりいじらないようにしている。
長岡には秘密な。
絶対に嬉々としていじってくるから。
「やべ、イくの勿体ねぇ…」
「イってください。
パンツ買ってきますから、安心してくださいね」
「……生意気」
だけど、長岡の口から漏れる吐息は気持ち良い気持ち良いと伝えてくる。
イかせたい気持ちがムクムクと大きくなっていく。
もっと、気持ち良くなって欲しい。
どうしたら良いか考える。
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