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ほどける縄の感覚にも反応する敏感な身体。
時々、短く声を漏らすのがいやらしい。
三条にそんな気がないのは理解している。
しているが、えろいものはえろい。
「痛くねぇか」
「へーき、です」
縄を床に落とし、手首の確認。
噛ませたタオルがクッションになり擦傷はない。
軽く赤くはなっているが、それ以外大きな怪我もないようだ。
「お茶、飲めるな」
ペットボトルに握らせて今度は脚の縄をほどいていく。
足首に巻き付くそれを取っていると、スッと視界に入ってきた手が局部を隠した。
「どうした。
恥ずかしいか?」
「…………垂れそう、で…」
「汚してくれよ」
三条の痕跡が欲しい。
だから、汚して欲しい。
そう言えば、三条は駄目だと頭を横に振る。
「じゃあ、抑えてて良いから水分摂ってくれ。
声、カスカスだろ」
あやすように後頭部をぽふっと撫でると、今度は素直に頷いた。
拘束は、縛るのもほどくのも時間がかかる。
それすら三条は感じているので、苦痛を感じてないだけ良い。
せめてその間に水分を摂ってくれれば、一応は安心出来る。
チビチビとお茶を飲み始めて、ほどく作業に戻った。
細い手首に絡み付く縄のいやらしさは消えないが、次第に空気は落ち着いていく。
「痛くねぇか?」
「大丈夫です、」
あと少しというところまでくると、ぐぅぅと元気な音が聴こえてきた。
「…すみません……、」
「ははっ。
最高だな。
ほどいたら飯食うか」
「お手数をおかけします…」
三条らしくて良い。
寧ろ好きだ。
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