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「あ、あの…さ…」
疑問を投げかけようとして急にどもる。
返ってくる言葉がなんなのか怖くて、思うように喋れなくなる。
忘れていたらどうしよう…。
もしそうだとしたら軽くショックだし、怒りすら込み上げてくる。
しばらく口をパクパクさせたあと、結局何も言わずに唇を閉じた。
「なんだ?なんか言えよ」
「い、言わねーよバーカ!
いつもからかってくるから、仕返ししただけだし」
「おぉ?いいのかそんな事言って?
じゃ今夜は全部、寸止めな!今日はイかせてやらない」
「えぇー!なんでそうなるんだよ?!」
「だったら白状しろ?なんかあんだろ?」
黙秘を貫こうと思ったが、今日はお預けだといたずらっぽく脅され目が泳ぐ。
ずるい!そんなことされたら俺…。
問い詰められて言い淀んでいると、狙いを定めた肉食動物みたいにギラギラとした目で俺の顔を覗き込んでくる。
「ぐっ…!」
今にも食らいつきそうな眼差しに耐えれず、顔を紅潮させる俺。
息子もどうやらこいつの餌食になることをご所望のようで、必死にズボンを押し上げている。
恥ずかしさのあまり、視線を逸らす。
ついでに俺は嘘をついた。
「や、やっぱサーモン…食いてぇーなーって思っただけだよボケ…。言わせんなし…」
「ふーん」
短く返答をする光祐。
しばらくの沈黙のあと、いつものおちゃらけた顔に戻る。
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