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弁明
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「…ええと、整理するけど…。広菜とは何もしてないし、広菜にはもう好きな人がいるし…早いけど…。んで、俺だって律とシてぇにきまってんだろ、男子だし。そういう歳だし。俺だってお前のこと本気で好きだよ、律。」
瑛兎はそういうと、そんなことで悩んでたのかよーって頭をくしゃくしゃして僕の頬を優しく撫でた。
「安心材料に一応言っとくわ。俺も何回はシよう、と思った時あったけど、この間は広菜きて失敗したし。律…俺とは初めてだし…、本当は怖いんじゃないかーとか、考えてた。あと、律がこの前熱出して、キスは口にしてって言った時、理性飛んで思わず手出しそうになったし…。ほら、大事なやつほど大切にしたいっていうか。あー…恥ずかし。言いたくなかったんだけど。」
瑛兎はそう言ってそっぽ向く。顔赤い。
うわわ、顔が熱くなってきた。
ちゃんと、考えてくれてたんだ…。嬉しくて、涙が出る。どんだけ涙出るんだろう…。幸せで、幸せで、胸がきゅーってなる。
「…瑛兎、僕…瑛兎とシたい…。瑛兎の、僕の中に欲しい…」
口からこぼれ出て、瑛兎にぎゅう、と抱きつく。
「…律…かわいすぎでしょ。」
そう瑛兎はぽつりと呟いて僕を再度、今度は優しく押し倒した。
ベッドの、きしむ音がした。
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