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思い出しての繰り返し
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もうどんよりだった。
あの後、もういてもたってもいられなくて屋上から出てって教室に帰って、早退届を出して帰った。もう本当に真面目に授業したいそろそろ…………!
家に帰るや否やベッドにダイブした。
お母さんは幸い、仕事へ行っていた。
僕って…本当に二股野郎なのかな……。
そう思うとずーんとして胃がキリキリした。
ど、どうしてこんなことに……。
二股野郎って世間一般から見れば嫌われるやつやん………。
どうしようもない。
昨日のことをゆーっくり思い出した。
ベッドの軋む音、瑛兎の息、瑛兎の声、瑛兎の身体………。
思い出しただけで顔が熱い…。
や、やっぱ考えるのやめよう…、心臓に悪い…。
その日は朝になるまでそんなことを繰り返し考えてた。目にクマができるのも当然ですよね。
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