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やっと学校へ。
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やっと、やっと…!
瑛兎くんの準備が終わりま、した……。
倒れたいところだけれどもそうともいかず。
結局、制服諸々使うものは普通に前々から
用意していたらしく,それに瑛兎のお母さんも変わった人だからわかってくれて,
怒るどころか,僕のお母さん同様,喜んでいた。
「いってらっしゃ-い」
瑛兎のお母さんに見送られ、僕等は
一緒に学校へと向かった。
それにしても,制服似合ってるなあ…。
昨日会った時は私服だったし。
ルックスわけろ、こんにゃろ。
キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン..
学校のチャイムが鳴る。
瑛兎は一応この学校には今日からだから、
転入生みたいに扱われる。
よって、今はどこのクラスにも入ってなくて、
朝礼時に発表されると思う。
凄いよな、
入学式から1日経って転入生とか。
瑛兎みたいにかっこよかったら、転入しても
女子からキャーキャー言われてその結果,
そいつ等が机の周りに集まるのだろう。
先生が来た。
「え-っと、今日から早いけど転入生が
入ってきたぞ-!ほら,入れ」
あ-....瑛兎ここだったか。結局。
まあ嬉しいけど。
皆がざわつく。誰だろー?とかかっこいいかなとか、かわいいかなとか。
「こんにちは-,神崎瑛兎で-す!よろしく!」
元気良く自己紹介する瑛兎。
女子は勿論目がハ-ト。
まあ,わかってたことだけど。
「神崎は…そこの山中の隣な」
先生が空いてる席を指差す。
勿論山中さんっていう女子は顔が
にやけている。心の中で万々歳だろうよ。
僕の隣の木崎さんは"いーなー"と
心の声が漏れていた。
少し傷つくんだなこれが。男子高校生には。
*
朝礼が終わり、先生がいなくなった後,
授業の準備をして早速,瑛兎の方へ行こうと
思ったら皆(ほぼ女子)が集まっていた。
入れない。僕には 無理だ。
少しガ-ンとしていると昨日僕の事を
可愛いって言った前の席の
小金翔汰(こがね しょうた)が
僕に話しかけてきた。
「ねぇ,そいえば名前なんて言うの-?」
って。
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