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瑛兎と翔汰。
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保健室で寝ていても
瑛兎の事が頭から離れなかった。
なんで、どうしてって。
翔汰と付き合ったのかな。
だから僕と話してくれないのかな。
どうして…ッ
どうして僕を見てくれないの?
僕はただ、ベッドのシ-ツを涙で
濡らすことしか、できなかった。
瑛兎…に、触られたい、見られたい、
…なんてきっと冗談。
疲れてるんだな、僕は。
一時間目が終わった。
少々怠かったけど、熱もでないし、
瑛兎の事が気になるから
教室へかけて行った。
瑛兎 瑛兎 瑛兎… ‼︎
ガララッと勢い良くドアを開ける。
皆休み時間だから、使用禁止の
携帯をいじっていたり、
中にはPSPをやっている奴もいた。
でも、僕がいち早く見つけたかった人は…
…ッいない…⁉︎
どうして… 。
あ!トイレ?トイレ………だよ,ね ?
次に翔汰を探した。
お願い、一緒じゃありませんように。
ちゃんと教室にいますように。
願った 。
願ったよ 。
けど 翔汰 も やっぱり 予想していたとおり、
い な か っ た 。
…たまたまだ。
きっと、うん。心配することなんて
何一つないよね、気の所為だよね?
今どうしたってきっと何にも
ならないと思う。
だから,聞き込み、開始します。
「ねぇねぇ,翔汰知らない?」
と、翔汰のグループの友達に聞いた。
皆,口を揃えてこう言った。
「そーいえば見ないなぁ。あ、そいえば
翔汰が授業中、保健室行きますっつて
出て行って、そん時に神崎くんも一緒に
でてったよ。」
"一緒に"
どうして。僕の嫌な予感は
当たるんだろ。
なんでこんなにも、
胸が苦しくなるんだろう。
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