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好き
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「ってぇ……」
と、翔汰のパンチをくらった瑛兎は
小さく呟いた。
「あ…、瑛兎 だ,大丈夫 ?」
瑛兎が、僕の代わりに……。
「…瑛、く…ご,御免…。でも、
なんで、なんで … こいつ庇うの… ッ ! 」
翔汰は顔を歪ませた。
……謝るのと怒るのか… 。
「…好きだからに決まってんだろ。
もう金輪際俺らに近寄らないで 」
"好きだから"…。
凄く 嬉しかった。嬉しかったけど …
何故か 僕は
「…瑛兎それは駄目だよ .. .しょ、翔汰も
瑛兎の事が好きで、それで… ‼︎‼︎」
翔汰を守りたくなった 。
色々されたけど…それでも、
瑛兎を好きなのは僕と同じだし。
勝ち誇ってるんじゃない、ただ僕は。
「律は優しすぎんだよ。今言っとかないと
絶対あとで後悔する。」
少しため息混じりに瑛兎はつげた。
…で、でも
「…翔汰…次変なことしたら…
本当に絶交だから 」
そう、静かに僕は言った。
これで大丈夫…だよね。
なぜか翔汰は 青い顔をして、
「は…はい…」
とビクビクしながら応えた。
どーしたんだろ?
**
教室に僕と瑛兎とで帰っていたら
瑛兎が少し苦笑しながら
「さっきお前…怖かったよ…。俺でも
怖くなるは,さっきの顔」
どうやら僕は怖かった?らしい。
そんなに怖くしたつもりは
なかったんだけど…。
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