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第42話
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初めて繋がったときの気持ちを思い出しながら、大悟はKと向き合った。見慣れているはずの鍛え抜かれた体ですら、新鮮に思えるから不思議なものである。
『気持ちわかったわ。見つめられるの、すげえ恥ずかしいな』
まじまじと見つめていたからなのか、Kは照れたように笑う。
『あ、ごめん』
『いや、むしろ嬉しいかな。俺なんかで感じてくれてるのが』
優しく微笑みながら、Kは大悟の右頬を優しく撫でる。
『この傷痕さえも愛おしいよ、カナリア』
『ありがとう、K』
Kの端正な顔がゆっくり近づいてきた。唇に触れた途端、今までの優しさが嘘のようにやや乱暴に口内へと侵入してきた。
『……ん、ッ……!?』
体が密着して、Kの温かさを全身で感じた。互いに舌を絡め合い、唾液を分け合い、深く深く繋がっていく。
『悪い、全然余裕ないわ』
離れるのが惜しいとでも言うように、Kは大悟の唇を貪る。その間、左右の突起を指できつく摘み上げた。
『ん、ンン……ッ!?』
待ち望んだ刺激に全身が反応する。愛する人の全てが欲しいと訴えるように。
そんな大悟の反応に満足してのことだろう、Kの右手が膨れ上がったペニスをそっと握る。唇が離れ、透明の糸が途切れるのを確認すると、Kは柔らかい表情でこう言った。
「もっと、感じて」
それは、久しぶりに聞いたKの日本語だった。
「K、日本語……ッ!?」
いつ話せるようになったのかと訊ねようとしたが、すぐさま唇を塞がれた。ただ快感に身を委ねろも言わんばかりに。
「少し前から理解出来るようになってた。おまえに触れたら、話せるようになった」
そう言うと、Kは大悟の全身にキスの雨を降らせた。額、瞼、鼻、両頬。首筋を舌で舐め上げた後、両肩、鎖骨に赤い花を咲かせる。よく見てみれば、この花は今じゃない。既に付けられたものだ。
「我慢出来なくてさ、昨日のうちに俺のものだって印をつけておいたんだ」
「ありがとう、K……ぁ、ああ、っ……!?」
Kの右手が大悟のペニスも上下に擦り上げ、左手で胸の突起をきつく摘んだ。甘い痛みと快感に大悟の体はびくんと仰け反り、声が止まらなくなる。
「あ、ンンッ……それ、だ、め……あ、ああっ……!?」
「どうみても、ダメじゃないよな」
先走りが滲み出て、Kの指が先端の鈴口を割って、敏感な尿口を刺激する。
「……ァ、アアッ……や、ああっ!?」
「イって、いいよ」
「や、だ、った、ら、Kも……!?」
全く触っていないのに、Kのペニスは勃起していた。大悟の声に姿に感じてそうなってくれているのが、とても嬉しかった。
「イクとこみたい、みせて、カナリア」
「今は、大悟って、呼んで……」
本当はハニーと呼ばれたかったけれど、あの呼び名はKが付けてくれたものだから、大悟が言うのは違うと思った。
「俺の、本当の、名前、だよ」
大悟という名を聞き、Kはひどく驚いていた。
「そっか。大悟って、おまえのことだったのか……」
「どういう、こと?」
「うん、後でね。今はそれどころじゃないし」
そう言うと、Kは大悟のペニスを激しく擦り上げた。
「ああ、や、もう、あ、イク、アアッ……ああっ……!?」
我慢なんて出来るはずもなく、大悟は白濁を吐き出した。力が抜け、倒れそうになった体をKが支えてくれた。
「無理させてごめんな。ここでやめとくか?」
「やめない。今じゃなきゃやだ」
正直に言えば、最後まで持つかどうかわからない。
「Kと繋がりたい気持ちは、俺も同じだから!」
何かが変わる、そんな気がする。こんな状況であっても、Kの方から大悟を求めてくれた。今は無理をしてでも応えるべきなのだ。
「わかった。ありがとな、大悟」
Kは名前を呼んで頭を撫でてくれた。これだけで胸がいっぱいになる大悟だった。
「こんなところじゃなく、ベッドでしたいんだけど、今の大悟、誰にも見られたくないからさ」
Kは床にタオルを敷き、そこに大悟を座らせ、浴槽に両手をつかせた。そのまま尻を持ち上げた。
「じゃあ、ゆっくり解していくな」
「いいよ、K、もう入れて……」
限界まで膨れ上がったKのペニスをみれば、どれほど我慢しているのかがわかる。
「だーめ。これ以上、苦しい思いをして欲しくない。ゴムしなきゃだけど、手元にないから、本当ごめんな」
最後の言葉に思わずクスリと笑ってしまう大悟。ここがバスルームなら尚更、普段のKなら言わない台詞である。
「あれ? その様子だと俺はナカに出しまくってるわけ?」
「ううん、俺がいいって言ってるから」
Kに流されてというべきかもしれないが、大悟が出していいと言っても、外でやるときは、きちんと避妊具をつけてくれるから。
「掻き出さないと腹壊すのに?」
「いつもKが処理してくれてるよ」
そっかと言って、ぬるりとしたおそらくボディーソープが蕾に塗りつけられる。Kの顔が見えない不安と期待が入り交じって、大悟のペニスはまた反応し始めた。
「じゃあ、指、入れてくな」
こくんと頷いたと同時に、蕾にそっと侵入してくる。体がビクンと跳ね上がった。
「痛いか?」
すぐさま首を横に振る大悟。久しぶりということもあって少々違和感はあるが、痛みは全くない。
「大丈夫、大丈夫だから、もっと、ほしい!」
それでもKは様子を見ながら指を増やし、少しずつ大悟の蕾を侵略していった。
「あ、ん、やだ、もっと、あっ、ンンッ……!?」
普段のKより更に優しいその行為によって、大悟の快感はより高まっていく。
「もっと鳴きな、大悟」
やがて、Kの指が大悟の前立腺を探し当てた。
「あっ、ん、ああっ、や、ああっ……!?」
突然強すぎる快感が襲ってきて、大悟は仰け反った。
「ここが前立腺ってやつか」
Kは何度も同じ場所を突いてきた。そのたびに大悟の体は激しく反応する。
「あ、だ、め、ぇ、そこ、あ、ああっ……ッ!?」
「腰揺れまくってる。その声もたまんねえや」
「きて、K、早く……!?」
こんなのじゃ足りない、Kが欲しい。彼に貫かれて一つになりたい。
「Kが欲しい、欲しいよ!?」
後のことはどうでもいい。今はただ、愛する人に包まれていたい。
「ああ……俺も限界だ。ごめん、たぶん、優しく出来ない……ッ!」
パンパンに膨れ上がったKのペニスが大悟の蕾を一気に貫いた。
「あっ、ん、ああっ、K、Kがナカに……ッ、アアッ!?」
奥まで貫かれた瞬間、頭が真っ白になって再び達した。
「ん、ンンッ、K、とま、んない……とまんな……い!?」
過ぎた快感のせいか、大悟は欲を吐き出し続ける。全身はガクガク震え、悲鳴を上げている。
「やだ、とまんな、い、K、あっ、ああっ……おかし、くなるぅ……!?」
Kは何も言わないし、声も聞こえてこない。後ろを振り向くことも出来ず、大悟はただ鳴き続けた。
「……大丈夫、俺が側にいるよ」
どれぐらい時間が経ったのか、よくわからない。背後から体を引き寄せられ、より深くKと繋がる。
「あっ、ん、ああっ、ああっ……ッ!?」
もう何もわからない。自分はこのまま壊れてしまうのだろうか。それならそれでもいい、Kに壊されるのなら本望だ。
「もっと聞かせて。おかしくなって。俺の、俺だけのハニー!」
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