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歪な愛②
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《レトルトside》
みんなが俺のところに向かっているらしい。
だが、いつここに到着するのか全く分からない。
不安で胸がいっぱいだった。
俺は足が痛くて立てないので、床にへたりと座っている。
『そろそろ始めるか』
『おう』
始める…?何を始めるんだ、?
ここまで酷いことをして、まだ始まっていない?
恐怖で体が震える。
『おいおいw こいつ震えてるよw』
『大丈夫、殺しはしねえよ』
全く安心できない言葉をかけられる。
黙っていると、俺の首に首輪のようなものが付けられる。
まるで犬みたいに、俺の首に繋がれたリードを力強く引っ張る。
「ッう゛…がはっ…」
息が出来なくなり、酸素を求めて男の引っ張る方へ這いつくばって移動する。本当に情けない姿だろう。恥ずかしい気持ちをこらえて、今は生きるために必死に動く。
『っははw 犬みてえw』
言葉として言われたことで、かあっと顔が赤くなる。
そんなとき、俺は男達に無理やり分娩台のような物に座らされる。拘束され、身動きが取れない。しかも足を開いており、閉じることが出来ない。
「な、何……」
動揺し、周りの男たちを不安げに見つめる。
冷や汗が止まらない。
その瞬間、男達は俺のズボンを脱がせ、拘束部分でひっかかると、はさみで切り、俺の下半身は丸裸になってしまった。更に上も脱がされ、破かれた。俺はここから脱出できたとしても丸裸なのだ。自分の裸を何人もの男に見られ、酷く恥ずかしい。
『それにしても肌白いなぁ、細えしよ』
『ま、始めますか』
男がそう言った瞬間、下半身の穴に指が入ってくる。
「ッあ゛、痛い、!」
俺はアナルで自慰行為をしたことなどない。
痛みが走り、情けない自分に涙が出てくる。
『あー、まずはあれか。綺麗にしねえと』
そう言うと、男は大きな何かを取り出した。
『浣腸でちゅよ〜レトルトくんw
1リットルはあるから、腹痛えだろうけど頑張って〜』
な、何を言ってるんだろう。浣腸?
なぜ?1リットル…?
そんなことを考える間もなく、尻に異物を入れられる。
「い、嫌や!やめて、!!」
抵抗したくても、体は拘束されていて動けない。
腹の中に何かがどくどくと入って行くのがわかる。
「ぅ゛……、ひッ、やだ…ぁ…」
泣きながら懇願するも、もう手遅れだった。
ぎゅるぎゅると腹の中が動いている。
痛い…。
『出す時は思いっきり出していーよw
見てるからさ』
…そうだ、こいつらの前でしなきゃいけないんだ。
人間であることを否定されるかのような行為が、すぐそこに迫っていることを理解した。
「や、トイレ…っ、トイレに…」
無理だと分かっていながらも、僅かな可能性にかける。
『だめに決まってんだ、ろッ!』
ボゴッ
「っあ゛ぁ…ッ!!!ひぅ゛…ッ」
先程打たれたところを殴られる。
痛みで我慢している力が抜ける。
だけど、ここでする訳にはいかない…。
「っ………う゛………」
歯を食いしばってこらえる。
全裸で拘束され、浣腸をされ、それを何人もの男に見られている。悔しさや恥ずかしさから涙が頬を伝う。
「やだぁ……たすけて…う゛ぅ……」
そう言ったところで無理だとはわかっていた。今開放されたところで、トイレの場所もわからず、この腹の痛みはこの男達にもどうすることも出来ないのだ。そもそも、足を開かれた状況で便意を我慢するのは困難だった。
───我慢の限界。
情けなく泣きながら、男たちの目の前で排便をした。
下品な音が倉庫に鳴り響き、目をぎゅっと瞑って何も見ないように堪えた。
「…や、だぁ……見ないで…!」
男達は嘲笑うようにこそこそと話した後、俺の排泄物を拭き取る。屈辱的な行為に羞恥心でいっぱいだった。
『よくできましたね〜』
『すっきりしたか?w』
赤子へかける言葉遣いをしてくるこいつらに腹が立つ。
だが俺は抵抗することが出来ない。
俺の下半身を綺麗に拭いたあと、1人の大柄な男が俺の顔に近付いてくる。すると、いきなり俺の口に舌を突っ込んでくる。そして、ツツツ…となぞるように舌を動かす。
「──ッ!?…ふ、……んんー!……ッん……」
息が苦しい。
人生初のディープキスに戸惑い、この男がキス上手だと悟る。というか、俺のことが嫌いならなんでキスを──
「ん゛ー!……ッぷはぁ、っ…!…っは、…」
ようやくキスが終わり、息ができた。
男は満足そうに舌をぺろりとする。
『なんかさ、段々可愛く見えてきちゃったんだよねー』
「な、何……言って」
『だから、本当はこれから犯した後殺そうと思ってたんだけど、殺すのはやめてやるから』
犯す?殺されないのは安心だが、こいつらは俺を犯すつもりなのか?殺されないことを喜ぶべきなのか、わからない。
──そのとき、俺のスマホに電話がかかってきた。
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