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歪な愛③
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《牛沢side》
普段のように4人で集まり、実況動画を撮る予定だった。
だが、今日はレトルトが来ない。
あいつは何も言わずにドタキャンするような奴じゃない。
何かあったんだ。LINEを送っても既読がつかない。
「レトルト来ねえな」
ガ「なんかあったのかね」
キ「心配だなぁ」
やっぱり皆も同じことを思っているようだ。
半ば冗談っぽく言ってはいるが、みんなの表情は焦っている。今までこんなことは無かったからだ。
「俺、レトルトん家行ってみるわ」
キ、ガ「「はーい」」
家を出た瞬間に急いで車を走らせる。
何かあったのか?レトルト。
不安だった。
──だが、家には誰も居ないようだった。
急用でも出来たのだろうか?連絡も出来ないような?
そんなことがあるのか?
俺は2人のところへ戻り、いなかったことを報告する。2人は真剣な顔つきになり、ただ急用ができただけなら良いなと、平和ぼけた考えで一旦はまとまった。
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