アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
歪な愛⑫
-
《レトルトside》
「は、……ッ…ぁ゛…」
男達が出ていってから20分程が経っただろうか。
もう声も枯れ、何十回もイキそうになった。
だが、イけない事で俺の頭はおかしくなりそうだ。
体がずっと痙攣していて、顔は涙でぐちゃぐちゃになっている。「たすけて」と言おうとするが、言葉を発する事ができない。呼吸をするのに精一杯だ。
「…っ…ふ、…ん、ッ」
『助けて欲しい?』
「っ……は…ッう゛…」
『今助けて下さいって言えたらその拘束も解いてやるよ』
その言葉を聞き、俺はすぐさまそう言おうとするが、体が痙攣する度に俺の声は押し殺されてしまう。
言葉にならない。
「た、…ッ…ぅ゛……す、け」
『ん〜?何?聞こえない』
「た……す、っ…はッ、ん、」
言えば助かるかもしれないのに、自分自身の体が俺の邪魔をする。
『助けて欲しくないみたいだし、まぁいいか!』
にやにやと笑みを浮かべながら、俺の後ろに固定されているバイブを押し込んでくる。
「ひぁ゛──ッ、ん、…ふっ…う゛…」
俺は悔しくて涙を流す。
大柄の男は、そんな俺を見てまたにやりと笑った。
───男達が帰ってきた。
『レトルトちゃ〜ん、どんな感じ……って、すげえw』
『うっわ、やっば!ぐっちゃぐちゃw』
「……ッ…ふ………、…っ」
ぼーっとする頭で男達が帰ってきたことを理解すると、必死に助けを求めようと考えるが、それは無理だった。
そんなことよりも、イけない辛さが俺の頭を支配していた。
『うわぁ、ソレ辛そうだねえ』
『イキたい?』
「…ッ……ひ……ぁ」
『なあ、もう充分頑張っただろ?そろそろ我慢しなくてもいいんだぜ』
『こんなに頑張ってるのに、みんなはまだ来てくれないもんな?こんなに辛いのにな?』
俺を慰めるかのように、男達は俺の頭を撫で、しゃがみこんで笑顔で話しかけてくる。
いきなりの優しさに驚くが、男達が何を考えているのか、理解する程余裕はなかった。
「……ッ…た、すけ……っぁ…」
『いいよ』
男達はあっさりと承諾する。
そして、俺の拘束を解く。
だが、俺の体の熱はまだ冷めず、貞操帯は取って貰えない。バイブも固定されたままで、身動きは出来るようになったものの、これでは動けるわけがなかった。
「…ッ…ふ、…これ、とっ、…て…」
涙を流しながら床にうずくまり、男達に訴える。視界には、俺の体液が床に溢れているのが映る。
そこには血も混ざっており、これまでにされたことがフラッシュバックして怖くなる。
だが、そんなことを考えている余裕などなく、イきたいという思考だけが頭を支配する。
『なんで?』
「も、あたま…ぁ…っ、おかし、く…、ッ」
『なっちゃえよw』
『外して欲しいなら、「イかせて下さい」だろ?』
そんな屈辱的なこと、言いたくない。
だけど、言わなければこの地獄から抜け出せない。
…言うだけなら…。
その瞬間、倉庫の扉が勢いよく開いた。
キ「レトさん!!!!」
みんなが来てくれたんだ。
だけど…
こんな、床にうずくまり、びくんびくんと痙攣し、貞操帯を付けられてバイブを挿れられている姿を見て、どう思うだろうか。引くかな。
「……ッ…ふ、………きよ、…く、?」
キ「レト、さ…」
皆が俺の姿を見た瞬間、青ざめて一瞬動きを止めた。
牛「……くそっ!!」
うっしーが男達の胸ぐらを掴む。
だけど、男達はにやにやしている。
『なあ、どう?これ。めっちゃエロいよな?』
『もう30分は放置されてんだぜ?薬キマってて30分は1日放置されたくらいやべぇんだよな〜ww』
牛「…黙れよ」
キヨくんとうっしーは男達と争っている。
ガッチさんは俺の方へ駆け寄ってきて、涙でぐちゃぐちゃの俺と目が合うと、一瞬ぴたりと止まった。
ガ「………っ」
ガ「これ、取れないのか…?」
「……ひ………ッ……ぁ」
ガ「…レトルト……」
俺に駆け寄ったガッチさんの背後に、3人の男が忍び寄る。俺は「逃げて」と言おうとしたが、声が出ない。
そのまま、男達はガッチさんを捕らえた。
ガ「…っ!!なにすんだよ、!」
『こいつがさあ、「イかせてください」っておねだりするところ見れそうだったのになぁ、なんで今来ちゃったんだよ〜』
ガ「な、に…言って」
その後ろで、10人程の男達に囲まれ、捕まっているキヨくんとうっしーが見えた。
キ「くそ…っ!お前ら、なんでこんなことしてんだよ!!」
『あれぇ、言わなかったっけ?お前らが1番傷付くことしたかったんだよw』
キ「だから、レトさんを……」
俺は、自分で制御出来ないほどガタガタと痙攣する体で、ガッチさんを捕らえている男の足を掴む。
立ち上がろうとしても、下半身に力が入らない。
ましてや、足の健が切られているのだから立てるわけがなく、細かい間隔で襲ってくる快感が俺の力を弱めていた。
「…っ……はな、…し…て…」
『…ん?…あ、おねだりできたら離してやるよw』
男は俺を見下しながら、笑みを浮かべてそう告げる。
俺が屈辱的な目に遭う代わりに、ガッチさんが助かるのか?…そもそも、俺はもう頭がくらくらして足がガクガクと震えている。
恐怖で震えている訳ではなく、行き場のない快感が俺の体に蓄積されている為だった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
14 / 17